しあわせのくるりんしっぽ

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「何見てんのよ」


私とサチの出会い。
そして、私が身も心も、そして人生をもレッサーパンダに捧げる決意をした出会いでもありました。

…って書くと、オオゲサ(´Д` )笑


今回は、茶臼山の不思議っ子、多摩のお姫様、そしてカナダに渡ったレッサーパンダ「サチ」について書きたいと思います。


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昨年9月、就職活動がひと段落し、あとは結果待ちの状態になったため、実家のある長野に帰省しました。

実家は長野の北側、いわゆる北信です。
静岡から新幹線、東京で乗り継ぎ、長野に到着したらまた電車で一時間…実に5時間の道のりでした。

レッサーパンダについて調べるようになって初めて知ったのは、「茶臼山動物園がすごい」ということ。
飼育頭数はシセンレッサーパンダに関して日本一、繁殖もほぼ毎年、しかも茶臼ブラウンとはなんぞや?!
実家に帰ったら茶臼山動物園に行きたいという旨を親に話しておきました。

茶臼山動物園に行った記憶はかなり昔で、何歳の時だっけ?と親に聞いたら、多分3歳くらいじゃないかとのこと。
…ほぼ20年ぶりの茶臼山動物園ということが発覚し、衝撃でした(笑)
キリンとゾウはよく覚えていましたが、残念ながらレッサーパンダは…(´Д` )
そのころはホアホア母さんがいたみたいですね。3歳児の記憶、残念!

茶臼山には車で行くことになり、約2時間の道のりを越えて到着です。
運転していた父と共に20年ぶりの茶臼山動物園に訪れました。

記憶は残念なもので、何もかもが目新しい^_^;
唯一わかったのはゾウ舎だけでした。

奥に向かい、レッサーパンダの森とログハウスが見えてきました。
レッサーパンダの森は20年前には無かったので、これぞ初訪問です。

レッサーパンダの森は、最初見た時は放し飼いにされているのかと思い、ビビりました(笑)
柵がなるべく見えないように工夫されているのですね。ちゃんと仕切られていました。

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レッサーパンダの顔の見分けができるころでは無かったので、とりあえず写真を撮りまくっていました。
近くで見られるのが嬉しかったです。
今判断すると、これはチャオ王子かな〜。

室内に入ります。

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12年生まれのおこちゃまです。
左がネネ、右がノゾムです。ノン&チャオの子どもですね。
ここにケンシンがプラスされて、3匹がドタドタバタバタピーピーしていたのです。

なんじゃこりゃあという感じでした。
そもそも、レッサーパンダの鳴き声なんて聞いたこともなく、というか頭上でレッサーパンダが走り回り、すぐそばでケンカごっこをするこの光景が不思議すぎて…そして何よりカワイイのです。
一気に引き込まれました。
…ちなみに一緒だった父親もすっかりレッサーパンダにはまり、自分のブログにレッサーパンダの可愛さを長々と書いていました^_^;


「3匹」と書きましたが、プラスもう1匹がこのコパンダの中にいました。それが「サチ」。
4匹のコパンダチームがこの年の夏は室内にいました。
なぜ3匹かといいますと、この日サチはずっと寝ていたのです^_^;
午後2時に訪問しましたからね…3匹が起きてくれたのは奇跡としか。

ということで、この2日後にもう一度コパンダに会うため、そして今度こそサチに会うため、茶臼山を訪れることにしました。



2日後、車は出せないと言われた私は5時頃に起き、6時の始発に乗って篠ノ井に向かいました。
そして、篠ノ井からの道のりを、炎天下の中、あの!山道を!!登りました!!!
…もう2度とやりませんよ…(´Д` )

なんやかんやで9:20くらいにレッサーパンダのログハウスに到着。
非常に疲れていましたが、コパンダチームが見たくてたまらずにログハウスに入りました。

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迎えてくれたのは、見下し顔のサチでした。
せっかく来たのにそりゃないよ…(´Д` )と思いつつ、この見下し顔がたまらなく可愛くて、また引き込まれてしまいました。

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サチの双子の兄ケンシンもこの顔。
今となればご褒美でした。たまらん。

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これもさっちゃん。
朝一の客というのは目線をもらえるもので、サチもじろじろと見てきました。

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実は推しメンのネネちゃん。顔が私好みのぱっちり寄り目ちゃん。ネネちゃんは可愛らしく見つめてきます。

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こちらはノゾム。見下したりしないよ〜。
色が白くて、キリッとした目つき。愛想のいい子でした。

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コパンダとは別の放飼場にはキキ&セイナ。この2匹は寝るかのんびり過ごすかで、コパンダが騒いでも常に静かに過ごしていました。

合計6匹のレッサーパンダに出迎えられました。


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そのうち朝ごはんタイムが始まりました。顔を向けてくれたのはさっちゃん。
さっちゃんのしっぽはかぎしっぽ、というよりはくるりんとした可愛いしっぽでした。
レッサーパンダのかぎしっぽは初めて見たので驚きました。

さっちゃんは不思議な子でした。
かなり活発で、男の子たちともやりあうのですが、何か興奮するのか、1人でものすごい暴れることがあるのです。
走り回り、ぶつかり、なぜかガラスの柵にハイタッチしたり(これをやるのはサチだけで、場所も決まっていました)。暴れすぎて、さっきまでケンカごっこでもちゃもちゃしていた男の子たちも、サチの奇行を見てポカーンとするほど^_^;

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4匹のわらわら展示は非常に面白かったです。
4匹だからこそ、そして子どもだからこそ、ひとりひとりの個性がよくわかり、レッサーパンダもニンゲンと同じじゃん、性格や特徴があるじゃん、と妙に納得したことを覚えています。

結局1日中コパンダたちを見続け、帰路に着きました。
あ、そういえば、その後静岡に帰ったら、今の職場の内定通知が届いていました(^ ^)



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もう一度見たいなぁ、と思っていたのですが、コパンダチーム4匹に会えたのはそれが最後でした。
12月にサチが移動、1月に再訪問したらちょうどコパンダが入れ替わった次の日で、ケンシン、ノゾム、ネネにも会えませんでした。かなり後悔しましたよ。

4月に社会人となり、落ち着いてきたころに多摩のサチに会いに行くことにしました。

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さっちゃんは、とても元気に暮らしていました。おばあちゃんの花花さんと一緒でした。
可愛らしさはそのまま、でもちょっと遠くにいるさっちゃん。
やっと会えた。それに尽きました。

暑い日でしたが、活発に動き回るさっちゃん。カメラマンもお客さんも多く、サチを可愛いと言う人がたくさんいて嬉しかったです。

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サチは多摩で愛されている。
それがわかっただけでもう十分でした。

そして、7/15にサチはカナダに旅立ちました。
フランケンとの交換のために多摩に来たので、決まった海外移動だったのでしょう。サチのこれからの幸せを祈っています。



サチは、その名の通りたくさんの幸せをもたらしてくれました。
海外個体のフランケンが来てくれたこと、3年ぶりのレッサーパンダ誕生、なかなかうまくいかなかったララ&ルンルンの子の誕生、花花とブーブーがサチと一緒にいて元気に過ごしていたこと…そして、サチを好きになった皆さんも、サチと出会えて幸せだったのではないでしょうか。

くるりんしっぽのお姫様。
きっとカナダでも、たくさんのしあわせを運んでくれることでしょう。
そして何より、サチ自身が幸せにこれからの生活を過ごしてくれたら、と思います。

サチ。
いってらっしゃい!
幸せになるんだよ!!



京都に咲くジャスミン

京都市動物園のジャスミンのお話ですよ。

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先日、めでたく初の子どもを出産したジャスミン。
お父さんは、一つ年下のウーロン。

ジャスミンとウーロンは、昨年の3月に中国からやってきたレッサーパンダです。
中国といえばパンダ、というイメージであり、もちろんジャイアントもレッサーパンダも野生が存在する地ではありますが、中国から日本にレッサーパンダがやってくるのは10年ぶりのことでした。

京都市動物園は歴史の長い動物園であり、レッサーパンダもかなり早い時期に中国から導入していました。
ですが、当時導入したペアが子どもを産んで以来、京都市動物園ではレッサーパンダの出産が30年近くストップしていました。

そんな中で京都市にやってきたウーロンとジャスミン。2匹の責任と周りの期待はとても大きいものだったのです。


そんな事情など当時はほとんど知らず、私はジャスミンとウーロンに会いに行きました。昨年の10月初めのことでした。

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初めて会った、海外生まれのレッサーパンダ。こちらはウーロンです。
なかなかのイケメンで、行動もクールに見えました。実際はそんなことなかったのですが^_^;
ウーロンはしっぽがとても美しいのです。
ウーロンは元気でよく動いていたので、20分ほど見てしまいました。

お隣を見ると、レッサーパンダの放飼場がもうひとつ!
つい小走りになってしまう私でした。

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そして、ジャスミンとの初対面。
最初の印象は「なんじゃこの子!」
ウーロンも元気なのですが、ジャスミンは比じゃありませんでした。
常同行動の一つなのでしょうが、窓ガラスに鼻をつけたままくるんと円を書くのです。しかも往復して。
よーく見ると…鼻文字(笑)を書きつつ、ニンゲンの方を見ているのです!
まるで挨拶をしてくれているかのようでした。

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なんと言っても、ジャスミンの笑顔がたまらなく可愛いのです。
愛想がこんなにいいレッサーパンダがいるものなんだなぁと衝撃を受けました。

もちろん、窓ガラスだけでなく放飼場の中もたくさん歩いていましたよ。外の通路を歩けば子どもが湧き、メタセコイアの木に登れば遠くの人が可愛いと絶賛、窓ガラスに行けばファミリーを笑顔にさせる。
ジャスミンはすでに京都市のアイドルでした。
そして私もこの日、ジャスミンファンになったのです(^ ^)


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たった7ヶ月でここまで馴染んだジャスミン。
ここからは私事になりますが、私は大学の卒業研究の関係で、この当時京都に滞在中でした。
9月30日、京都での生活が始まり、その次の日から某大学の研究センターで実験実験また実験…の日々。
最初の一週間はかなり辛いものでした。
自分の知識のなさ、手腕の未熟さ、言語能力の無さ(基本言語が英語でした)、初めて会う人ばかりの環境…たった一週間でかなり疲弊したことを覚えています。

ジャスミンとの出会いは、そんな修羅場の中でありました。
遠い地に来て不安もあったであろうジャスミンとウーロン。
彼らの姿にとても励まされたのです。

そして、この子達のためにも、レッサーパンダ全員のためにも実験を頑張ろう!というモチベーションにもなりました。



京都滞在終了後も、そして卒業後もたまに、京都に訪れています。
とても癒されるのです。

いろんなことに疲れたら、ぜひとも京都市動物園に行ってみてください。
おじいちゃんの茶々、はんなり美形の古都、イケメン食いしん坊ウーロンが、そして秋になったら、きっと小さな子どもたちとジャスミンが皆さんを迎えてくれますよ。

日本平動物園の「おチビ」ちゃん その3

シー&ミホのお話の続きです。


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仲のいい親子はいつも一緒にいました。
ミホが小さくて弱々しいときは、シーちゃんが見守ったり、首をくわえてどこか安全なところに連れて行ったり。守ろうとした気持ちのためかはわかりませんが、放飼場内に入ってきた飼育員さんに後ろから飛びついて噛み付いたこともありました(ミホはかーちゃんの姿にビビってひっくり返っていました^_^;)。

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リンゴが食べれるようになり、ミホが活発になってくると、シーちゃんも成長に合わせてミホともちゃもちゃ遊ぶようになりました。
シーちゃんも遊び好きなのでよく1人で滑り台をやったり、双子の妹のミウがいたときはミウと格闘したりしていました。ですが、ミホと遊ぶときはちゃんと力加減がわかっているというか、ミホの成長や状態に合わせて攻撃の強さを変えているというか、とにかくミホの相手が上手なのです。
ミホが遊ばないときはシーちゃんが1人でひっくり返って遊びに誘うことも。
ちゃんとミホのことを見ているシーちゃんでした。

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ご飯のときも一緒です。
シーちゃんは双子のミウといたときはエサの取り合いをすることもあったようですが(笑)、ミホに対しては絶対にしませんでした。
ミホが食べて…

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シーちゃんが食べる。
ミホ「リンゴおいちー!」

リンゴを食べるようになって一週間ほどのミホ。とてもいい顔をするようになりました。
食事風景は穏やかで、見ていてとても幸せでした。

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2匹の親子わけは、2月に入った頃でした。いつものように遊びに行くと、

飼育員さん「また来たのか!」
わたなべ「帰れって言われても帰りませんよ!!あ、リンゴタイム終わったら帰りますが」
飼育員さん「そうかぁ…実は今日午後に親子わけをする予定だったんだけど」
わたなべ「マジすか」
飼育員さん「午前中にやっちゃうか、リンゴタイムのときにな」

という流れで、シー&ミホ親子の親子わけは私のせいで前倒しになりました。
ごめんシー&ミホ。


リンゴにつられてタクの放飼場に行くシーちゃん。
リンゴに夢中なミホは気づきません。
一年ぶりに再会した夫婦もリンゴに夢中で気がつきません。笑

…が。
リンゴを食べ終わったタクが横をちらり。シーちゃんがいます。
驚いた様子はありませんでしたが、そのままシーちゃんに襲いかかり、噛み付いてしまいました。
シーちゃんはかなり驚き、伏せた姿勢のままタクのことをずっと見ていました。

スミレがシュウシュウを見つめる可愛らしい視線とは全く違います。
「なにアイツ〜」と怖がっているような、怪しむようなそんな感じでした。
飼育員さんに伝えると、タクに軽く説教をし、シーちゃんを励ましていました。

一方のミホは…
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シーちゃんのことは気にならないのか、1人でのびのび過ごしていました。
まだ2キロ台の小さなミホ、意外と強いのかな〜とそのときは思いました。

ですが、後日訪問すると…
タクシー夫妻が室内、ミホが外にいたのですが、外と中の仕切りの辺りでシーちゃんがずっとウロウロしていました。
室内は音楽やお客さんの声で何も聞こえなかったのですが、外に出ると、戸を一枚挟んだ向こうでミホが鳴いていました。
寂しそうな声でピーピー鳴くミホ。
気になり、心配になるシーちゃん。
ドア越しにミホがシーの存在に気づくため、ミホをなるべく外の遠い方に、シーを室内にと分けていましたが、これは冬中続きました。

室内ではなかなか仲が良くならないタクシー夫妻、すぐ外には絶賛片思い中のスミレと寝ているシュウシュウ、遠くにはミホがひとり。
ペアリング中はずっとこの状態でした。
飼育員さんもミホがあまりに鳴くのが不憫だったようで、何度かシーちゃんと一緒にさせたそう。

そのうちミホもひとりに慣れ、精神的にも成長していきました。

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しばらくしてから会いに行ったミホは、かなり大きく、というか、胴がのびていました。

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よく遊ぶようにもなりました。
お腹を上にしてひっくり返って遊ぶ姿は、シーちゃんにとてもよく似ていました。

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リンゴを食べるときのドヤ顔も、すごく上手になりました。この一切れのために生きてる、という感じが伝わってきて素晴らしい。

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最新のミホはこちら。
なんだか顔つきも毛色も変わったような(笑)
ピカピカツヤツヤ、美形なお母さんと可愛いお父さんのいいところを引き継いだ娘になりました。


ミホの成長を見守ってきた7ヶ月。
とても楽しい期間でありました。
そんなミホももうすぐ一歳、おそらく弟か妹もこの夏に生まれます。立派な大人に近づいてきたミホを見ると、少しさみしいような、でもとても嬉しく、これからも見続けて行きたいなぁと思うのです。


ちなみに、ミホは飼育員さんの言葉を2つ理解しています。
「上だよ、上!」と言われると、お立ち台の東屋に登ります。リンゴタイム中にやりますので、訪問される方はぜひ見てみてください(^ ^)

もう1つは「おチビ」。
名前が付く前に呼んでいた、ミホのもう1つの名前です。
ミホという名が付いても、飼育員さんの中ではずっと「おチビ」、そしてミホの中でもずっと「おチビ」が名前だったようです。
飼育員さんが「おチビ〜」と呼ぶと本当にミホがやってきます(笑)
わたしもおチビって呼んでいいですか?と聞いたら、笑顔で「ダメ!」と言われました^_^;


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日本平動物園でグングン成長中の「おチビ」こと「ミホ」に、ぜひ皆さんも会ってみてくださいね(^^)/
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