2014年06月

スミレの初恋

ワタクシごときが恋を語るなという感じですが(笑)
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本日はスミレのお話です。

スミレは周南市徳山動物園生まれの2歳。もうすぐ3歳になる若い女の子です。1歳半のときに日本平動物園にやってきました。

以前も書きましたが、スミレは飼育員さんに「こんなに臆病なレッサーパンダは初めてだ」とまで言われた怖がりさん。
移動の影響もあるかと思うのですが、とても怖がりで、日本平の飼育員さんに慣れるにも1年は必要でした。

2012年12月に日本平に来たスミレ。
同じく夏に埼玉からやってきたオスのタクといきなりペアリングとなりました。
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タクも以前紹介しましたが、可愛いでしょう、この顔。ですが、可愛らしい見た目に反してとても気が強くヤンチャなのです(笑)

タクとのペアリングは、スミレにとっては辛い結果になってしまいました。
タクはスミレと遊びたかったのか、それとも強気に行き過ぎたのか、スミレをモートに2回も突き落としてしまいました。日本平動物園のモートは水がはられているので、水に濡れたスミレはかなり貧相だったとか^_^;
スミレはそれで完全にタクを怖がってしまい、タクの姿を見ただけで震えるようになってしまいました。飼育員さんに対する警戒心も強くなってしまったとか。

その後、日本平のもう一人の男の子、シュウシュウともペアリングを組みました。こちらは比較的落ち着いていたようですが、妊娠には繋がらず。

1年がたち、スミレは2014年1月よりシュウシュウとペアリングを組むことになりました。
飼育員さんには慣れたものの、やはり慎重なスミレはシュウシュウをじっと見つめていました。
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こんな感じ。

一方のシュウシュウは、スミレより10歳も年上です。優しく、紳士的なレッサーパンダとして飼育員さんからもお墨付きをいただいております。
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シュウシュウはスミレと違い、自分は無害ですよ〜と言わんばかりに空気のように過ごしていました。基本的にはスミレに無関心に見えるのですが、実はそうではなく、スミレを怖がらせないようにあえて無関心を装っていたようです。
よーく見ると、シュウシュウもスミレをチラッと見ていました(笑)

そのうち、スミレはシュウシュウの存在に慣れたようでした。リンゴタイムでは隣に並んだり、閉園時も一緒に帰ったり。
ですが、素直になれない年頃のスミレ。
シュウシュウが近づきすぎると、つい怖くなってしまうのか威嚇をする姿も見ました。
シュウシュウはわかっているのかわかっていないのか(笑)、スミレに怒るようなことは全くしませんでした。まるで近づきすぎた自分が悪いとでも言わんばかりに、すぐにスミレの側から離れるのです。
そのうちシュウシュウは、スミレが大丈夫な距離をはかるように行動するようになりました。自分が歩くルートの先にスミレの姿があれば、かち合わないようにルートを変えたり、スミレが気づかないうちに自分に近づいているようであれば遠ざかったり。とんでもない紳士ぶりでした。

スミレは少しずつ、シュウシュウのことを好きになっていったようです。
2月に入ってから、スミレは自分からシュウシュウに近づくようになりました。
それでもまだまだ素直になれないスミレ。シュウシュウに近づいた瞬間、恥ずかしいのかなんなのか、必ずダッシュして離れるのです(笑)シュウシュウも訝しげに見ていました^_^;

勇気を出して、シュウシュウに近づいたスミレ!おっ、今度は逃げていないぞ!がんばれ!とギャラリー約1名は応援します。

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…若干お年のシュウシュウ、ぐっすり。

スミレ、猛ダッシュ(笑)
「なんで寝てるのよ〜〜!!」とアテレコをつけたいくらい、地面でゴロゴロ転がるスミレ。ああ、動画を撮ればよかった…本当にやっていたのですこれ!

可愛いスミレの、初恋です。


2/17,スミレとシュウシュウの交尾が確認されました。
スミレは抵抗せず受け入れたそうです。

しばらくして、スミレとシュウシュウの様子を見に行きました。
以前は1m以上距離をとっていた2匹ですが、交尾後はかなり距離が縮まり、並んで寝るようになりました。
感動しましたよ。
その後もしばらく同居していた2匹ですが、熟年夫婦のように落ち着いていました(笑)

スミレは、シュウシュウのおかげで自分の居場所を見つけられたようです。

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スミレは現在、産休に入り非公開です。
7月には、ミニスミレ・ミニシュウシュウが生まれることでしょう(^ ^)と期待しています。
素直じゃないけれど、一途で可愛いスミレ。きっと、大切に子育てをするのでしょうね。


以上、日本平のスミレの話でした。
スミレ、体を大切にがんばるんだよ〜!

到津の森公園 かわいい動物たち

初訪問の到津の森公園。
レッサーパンダ以外にも色々楽しんだのですよ。

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レッサーパンダの隣にはこちらのアライグマ。
ガラスの隙間からエサをあげられる仕組みになっております。たしか7頭くらいいたかな?
エサをもらえるのでは?と近づいてきます。持っていないとわかると立ち去ります(笑)渡されたエサを洗ったりもするのです。なかなか面白く愛嬌のある子たちでした。

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瞑想中。
プレーリードッグです。たくさんいました。レッサーパンダ担当の方はプレーリードッグも担当しているようですね。
かなり近づいてくるのでたくさん撮影しましたよ〜。

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ワオキツネザルの家族。
ワオキツネザルはメスが強い群れだそうです。なので、この写真の一番下にいる子は、この家族のお父さんだったりします(笑)上にいるのは、お母さん、お姉さん、そして生後3ヶ月のフジオくんです。フジオくんはオスですが、子どもなので優遇されていますね(^ ^)
フジオくんは、生まれてすぐにお母さんのお乳が出ないために生死の境をさまよったとか。飼育員さんの支えもあり、現在はとても元気に過ごしています。
元気になるよう願いを込めて、フジオという名前になったそうですよ。不死身、のフジオです。
嬉しそうに笑顔で説明してくださった飼育員さんの姿がとても印象的でした。

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ライオンのキングとライです。
とっても仲良し。
キングは旭山動物園生まれの13歳、一方ライは宮崎市フェニックス自然動物園生まれの4歳です。
キングはとてもイケメンで紳士的、ライはまだまだおてんばな女の子、という感じでした。
ライはキングにすり寄ったり、お腹の下を通ったりとかなり自由でしたが(笑)、キングはすべて受け入れていました。素晴らしい…

見どころ満載の到津の森公園でした。
本州からだとちょっと遠いですが、かなりオススメの動物園です!
何より、飼育員さんの対応や手作りの雰囲気がとても素晴らしい動物園です。
ぜひとも訪問してみてください(^ ^)

到津の森のレッサーパンダ「楠(くす)」と「同同(とんとん)」

本日、日帰り弾丸で到津の森公園に行きました。
北九州市の動物園ですよ。

この方たちに会うためです。

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左:楠♂ 1991.6.24生 日本最高齢23歳!
右:同同♂ 1994.5生 20歳

レッサーパンダの平均寿命は15歳ですので、相当高齢な2匹だということがわかると思います。

この方たちのすごーいところはですね、まず、現役展示組ということです。
高齢なレッサーパンダはだいたいバックヤードで余生を過ごします。理由は温度変化に弱いことや、飼育スペースなど様々だとは思いますが…。
この方々は、室内限定ではありますが会うことができるのです!

次にすごいのは、楠は日本最高齢のレッサーパンダということ。23歳ですよ?ここ数年、23歳のレッサーパンダなんてなかなかいなかったのでは?目は白内障になっており、おそらく耳もほとんど聞こえていないとは思いますが…毛並もある程度しっかり、歯も生えています。食欲もばっちり。人間で言えば、100歳どころか120歳くらいなのではないかという年齢ですが、ここまで元気。
もちろん、同同も人間で言えば100歳越え。こちらも毛並み食欲共にばっちり!

そして!なんと言ってもこの方々、とっても仲良しなのです!
写真はプロレスごっこをしている様子です。信じられますか、人間で言えば100歳とか120歳くらいですよ、そんな方々が毎日プロレスしているって。
もう何年も一緒のこの2匹。どちらもメスとペアを組んだことがあるようですが、一番相性が良かったのは楠&同同のオス同士ペアだったという(笑)

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こんなふうに毛づくろいしあうことも。
色んなレッサーパンダを見てきましたが、ここまで仲のいいペアは初めてです。

長生きの秘訣は、仲のいい仲間と一緒に過ごすことなのかも…?
これからも元気に過ごしてください。

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22歳最後の日の私と、23歳の楠さん。

京都市動物園のレッサーパンダ「ジャスミン」の嬉しい知らせ!

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昨日のテスト投稿で紹介したジャスミン。
なんと、本日6月19日、双子を出産しました!!

こんなに嬉しいことってあるんですね。
ワタクシ、ジャスミンのことが大好きなんです。

その話はまたおいおいするとして…
ジャスミン!そしてお父さんになったウーロン!本当に本当におめでとう!
まずは母子ともに健康に穏やかに過ごしてください。
落ち着いた頃、会いにいくよ。

日本平動物園のレッサーパンダ「スミレ」

お次も日本平動物園の子ですよ。

遅ればせながら…ワタクシ、学生時代は静岡県で過ごしておりました。
日本平動物園まで歩いて30分という、なんとも幸せな家に住んでおりました。

そのため、日本平動物園が一番大好きですし、レッサーパンダ達にも思い入れがあるのです。

スミレ

このカメラ目線+子首かしげの必殺コンボをかましているレッサーパンダは、「スミレ」です。

2011年7月12日 周南市徳山動物園生まれ
父・賢健  母・風花  双子の姉・アヤメ

タクと同じく2012年に日本平動物園にお嫁入りしてきました。
とっても臆病な女の子で、飼育員さんにさえ慣れるまでに1年はかかったそうです。

今はのびのび過ごしていますが、ちょっとの音に驚くことがあるので見るときはお静かに^^

現在は「シュウシュウ」という紳士パンダとペアを組み、今年の7月に子どもを産むかも?と考えられています。
スミレの吉報がたまらなく待ち遠しいわたなべであります。
ギャラリー
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