シー&ミホのお話の続きです。
仲のいい親子はいつも一緒にいました。
ミホが小さくて弱々しいときは、シーちゃんが見守ったり、首をくわえてどこか安全なところに連れて行ったり。守ろうとした気持ちのためかはわかりませんが、放飼場内に入ってきた飼育員さんに後ろから飛びついて噛み付いたこともありました(ミホはかーちゃんの姿にビビってひっくり返っていました^_^;)。
リンゴが食べれるようになり、ミホが活発になってくると、シーちゃんも成長に合わせてミホともちゃもちゃ遊ぶようになりました。
シーちゃんも遊び好きなのでよく1人で滑り台をやったり、双子の妹のミウがいたときはミウと格闘したりしていました。ですが、ミホと遊ぶときはちゃんと力加減がわかっているというか、ミホの成長や状態に合わせて攻撃の強さを変えているというか、とにかくミホの相手が上手なのです。
ミホが遊ばないときはシーちゃんが1人でひっくり返って遊びに誘うことも。
ちゃんとミホのことを見ているシーちゃんでした。
ご飯のときも一緒です。
シーちゃんは双子のミウといたときはエサの取り合いをすることもあったようですが(笑)、ミホに対しては絶対にしませんでした。
ミホが食べて…
シーちゃんが食べる。
ミホ「リンゴおいちー!」
リンゴを食べるようになって一週間ほどのミホ。とてもいい顔をするようになりました。
食事風景は穏やかで、見ていてとても幸せでした。
2匹の親子わけは、2月に入った頃でした。いつものように遊びに行くと、
飼育員さん「また来たのか!」
わたなべ「帰れって言われても帰りませんよ!!あ、リンゴタイム終わったら帰りますが」
飼育員さん「そうかぁ…実は今日午後に親子わけをする予定だったんだけど」
わたなべ「マジすか」
飼育員さん「午前中にやっちゃうか、リンゴタイムのときにな」
という流れで、シー&ミホ親子の親子わけは私のせいで前倒しになりました。
ごめんシー&ミホ。
リンゴにつられてタクの放飼場に行くシーちゃん。
リンゴに夢中なミホは気づきません。
一年ぶりに再会した夫婦もリンゴに夢中で気がつきません。笑
…が。
リンゴを食べ終わったタクが横をちらり。シーちゃんがいます。
驚いた様子はありませんでしたが、そのままシーちゃんに襲いかかり、噛み付いてしまいました。
シーちゃんはかなり驚き、伏せた姿勢のままタクのことをずっと見ていました。
スミレがシュウシュウを見つめる可愛らしい視線とは全く違います。
「なにアイツ〜」と怖がっているような、怪しむようなそんな感じでした。
飼育員さんに伝えると、タクに軽く説教をし、シーちゃんを励ましていました。
一方のミホは…
シーちゃんのことは気にならないのか、1人でのびのび過ごしていました。
まだ2キロ台の小さなミホ、意外と強いのかな〜とそのときは思いました。
ですが、後日訪問すると…
タクシー夫妻が室内、ミホが外にいたのですが、外と中の仕切りの辺りでシーちゃんがずっとウロウロしていました。
室内は音楽やお客さんの声で何も聞こえなかったのですが、外に出ると、戸を一枚挟んだ向こうでミホが鳴いていました。
寂しそうな声でピーピー鳴くミホ。
気になり、心配になるシーちゃん。
ドア越しにミホがシーの存在に気づくため、ミホをなるべく外の遠い方に、シーを室内にと分けていましたが、これは冬中続きました。
室内ではなかなか仲が良くならないタクシー夫妻、すぐ外には絶賛片思い中のスミレと寝ているシュウシュウ、遠くにはミホがひとり。
ペアリング中はずっとこの状態でした。
飼育員さんもミホがあまりに鳴くのが不憫だったようで、何度かシーちゃんと一緒にさせたそう。
そのうちミホもひとりに慣れ、精神的にも成長していきました。
しばらくしてから会いに行ったミホは、かなり大きく、というか、胴がのびていました。
よく遊ぶようにもなりました。
お腹を上にしてひっくり返って遊ぶ姿は、シーちゃんにとてもよく似ていました。
リンゴを食べるときのドヤ顔も、すごく上手になりました。この一切れのために生きてる、という感じが伝わってきて素晴らしい。
最新のミホはこちら。
なんだか顔つきも毛色も変わったような(笑)
ピカピカツヤツヤ、美形なお母さんと可愛いお父さんのいいところを引き継いだ娘になりました。
ミホの成長を見守ってきた7ヶ月。
とても楽しい期間でありました。
そんなミホももうすぐ一歳、おそらく弟か妹もこの夏に生まれます。立派な大人に近づいてきたミホを見ると、少しさみしいような、でもとても嬉しく、これからも見続けて行きたいなぁと思うのです。
ちなみに、ミホは飼育員さんの言葉を2つ理解しています。
「上だよ、上!」と言われると、お立ち台の東屋に登ります。リンゴタイム中にやりますので、訪問される方はぜひ見てみてください(^ ^)
もう1つは「おチビ」。
名前が付く前に呼んでいた、ミホのもう1つの名前です。
ミホという名が付いても、飼育員さんの中ではずっと「おチビ」、そしてミホの中でもずっと「おチビ」が名前だったようです。
飼育員さんが「おチビ〜」と呼ぶと本当にミホがやってきます(笑)
わたしもおチビって呼んでいいですか?と聞いたら、笑顔で「ダメ!」と言われました^_^;
日本平動物園でグングン成長中の「おチビ」こと「ミホ」に、ぜひ皆さんも会ってみてくださいね(^^)/
仲のいい親子はいつも一緒にいました。
ミホが小さくて弱々しいときは、シーちゃんが見守ったり、首をくわえてどこか安全なところに連れて行ったり。守ろうとした気持ちのためかはわかりませんが、放飼場内に入ってきた飼育員さんに後ろから飛びついて噛み付いたこともありました(ミホはかーちゃんの姿にビビってひっくり返っていました^_^;)。
リンゴが食べれるようになり、ミホが活発になってくると、シーちゃんも成長に合わせてミホともちゃもちゃ遊ぶようになりました。
シーちゃんも遊び好きなのでよく1人で滑り台をやったり、双子の妹のミウがいたときはミウと格闘したりしていました。ですが、ミホと遊ぶときはちゃんと力加減がわかっているというか、ミホの成長や状態に合わせて攻撃の強さを変えているというか、とにかくミホの相手が上手なのです。
ミホが遊ばないときはシーちゃんが1人でひっくり返って遊びに誘うことも。
ちゃんとミホのことを見ているシーちゃんでした。
ご飯のときも一緒です。
シーちゃんは双子のミウといたときはエサの取り合いをすることもあったようですが(笑)、ミホに対しては絶対にしませんでした。
ミホが食べて…
シーちゃんが食べる。
ミホ「リンゴおいちー!」
リンゴを食べるようになって一週間ほどのミホ。とてもいい顔をするようになりました。
食事風景は穏やかで、見ていてとても幸せでした。
2匹の親子わけは、2月に入った頃でした。いつものように遊びに行くと、
飼育員さん「また来たのか!」
わたなべ「帰れって言われても帰りませんよ!!あ、リンゴタイム終わったら帰りますが」
飼育員さん「そうかぁ…実は今日午後に親子わけをする予定だったんだけど」
わたなべ「マジすか」
飼育員さん「午前中にやっちゃうか、リンゴタイムのときにな」
という流れで、シー&ミホ親子の親子わけは私のせいで前倒しになりました。
ごめんシー&ミホ。
リンゴにつられてタクの放飼場に行くシーちゃん。
リンゴに夢中なミホは気づきません。
一年ぶりに再会した夫婦もリンゴに夢中で気がつきません。笑
…が。
リンゴを食べ終わったタクが横をちらり。シーちゃんがいます。
驚いた様子はありませんでしたが、そのままシーちゃんに襲いかかり、噛み付いてしまいました。
シーちゃんはかなり驚き、伏せた姿勢のままタクのことをずっと見ていました。
スミレがシュウシュウを見つめる可愛らしい視線とは全く違います。
「なにアイツ〜」と怖がっているような、怪しむようなそんな感じでした。
飼育員さんに伝えると、タクに軽く説教をし、シーちゃんを励ましていました。
一方のミホは…
シーちゃんのことは気にならないのか、1人でのびのび過ごしていました。
まだ2キロ台の小さなミホ、意外と強いのかな〜とそのときは思いました。
ですが、後日訪問すると…
タクシー夫妻が室内、ミホが外にいたのですが、外と中の仕切りの辺りでシーちゃんがずっとウロウロしていました。
室内は音楽やお客さんの声で何も聞こえなかったのですが、外に出ると、戸を一枚挟んだ向こうでミホが鳴いていました。
寂しそうな声でピーピー鳴くミホ。
気になり、心配になるシーちゃん。
ドア越しにミホがシーの存在に気づくため、ミホをなるべく外の遠い方に、シーを室内にと分けていましたが、これは冬中続きました。
室内ではなかなか仲が良くならないタクシー夫妻、すぐ外には絶賛片思い中のスミレと寝ているシュウシュウ、遠くにはミホがひとり。
ペアリング中はずっとこの状態でした。
飼育員さんもミホがあまりに鳴くのが不憫だったようで、何度かシーちゃんと一緒にさせたそう。
そのうちミホもひとりに慣れ、精神的にも成長していきました。
しばらくしてから会いに行ったミホは、かなり大きく、というか、胴がのびていました。
よく遊ぶようにもなりました。
お腹を上にしてひっくり返って遊ぶ姿は、シーちゃんにとてもよく似ていました。
リンゴを食べるときのドヤ顔も、すごく上手になりました。この一切れのために生きてる、という感じが伝わってきて素晴らしい。
最新のミホはこちら。
なんだか顔つきも毛色も変わったような(笑)
ピカピカツヤツヤ、美形なお母さんと可愛いお父さんのいいところを引き継いだ娘になりました。
ミホの成長を見守ってきた7ヶ月。
とても楽しい期間でありました。
そんなミホももうすぐ一歳、おそらく弟か妹もこの夏に生まれます。立派な大人に近づいてきたミホを見ると、少しさみしいような、でもとても嬉しく、これからも見続けて行きたいなぁと思うのです。
ちなみに、ミホは飼育員さんの言葉を2つ理解しています。
「上だよ、上!」と言われると、お立ち台の東屋に登ります。リンゴタイム中にやりますので、訪問される方はぜひ見てみてください(^ ^)
もう1つは「おチビ」。
名前が付く前に呼んでいた、ミホのもう1つの名前です。
ミホという名が付いても、飼育員さんの中ではずっと「おチビ」、そしてミホの中でもずっと「おチビ」が名前だったようです。
飼育員さんが「おチビ〜」と呼ぶと本当にミホがやってきます(笑)
わたしもおチビって呼んでいいですか?と聞いたら、笑顔で「ダメ!」と言われました^_^;
日本平動物園でグングン成長中の「おチビ」こと「ミホ」に、ぜひ皆さんも会ってみてくださいね(^^)/