2016年04月
過去、自分も発表させていただいたことのある「動物園大学」、今年は客として(発表者の先輩として 笑)参加してきました。
午前、午後と講演会があり、お昼はポスター発表がありました。
当日のプログラムはこちら→ず〜だなも。プログラム
自分の目的はもちろん、ポスター発表…今年のレッサーパンダに関する発表は2つありました。
自分の卒業校である静岡大学の発表と、北里大学の発表です。じっくりと見させていただき、研究者の方とお話もさせていただきました。
…とはいえ、静岡大学の内容は自分でも以前ブログに書きましたし、この記事では割愛します(笑)
また、講演会の感想も申し訳ないですが、割愛します(T_T)そろそろ記憶が薄れてきておりまして…。
ということで、北里大学さんの発表についてのみ、こちらで書かせていただきますね。
レッサーパンダの発表はどちらもポスターをA4サイズに縮小した用紙があったので、ありがたくいただきました♪
上が北里大学、下が静岡大学です。
さて、北里大学さんの研究のテーマは大きく分けて、レッサーパンダの「飼育環境」と「高齢個体とその飼育状況の把握」でした。
タイトルの通り、各動物園にアンケートを取り、その結果をまとめたポスターとなっていました。
「飼育環境」については、海外の先行研究を元に、日本の飼育環境と海外の飼育環境を比較していました。展示場の面積や造り、笹を与える回数、笹以外の食べ物を与える回数など。
(ちなみに、ここで言う海外とは欧米のことを指します。)
まず、先行研究があることを知りませんでした(^_^;)論文探そ〜
で、比較した結果を見ると、展示場については広さだけで言えば圧倒的に海外の方が勝ります。当たり前かもですが(笑)
しかし海外の展示場最大面積が1110平方メートルってすごいですねぇ。ちなみに日本は181平方メートルが最大だそうです。どこかなぁ…ズーラシアとか?
展示場の造りとしては、やはり上下の動きを生み出しやすいものが多かったようです。丸太、樹木など…やぐらも多かったですね。いくつかの園を訪れている方はよく理解されているかと思いますが(^ ^)
笹を与える回数は、日本は2〜3回が多く、海外は1回が多いようです。海外では笹がなかなか手に入らないのが原因だそう…確かに日本と比べたら、ですよね。
海外と比べると、日本は飼育環境はコンパクトなものの、笹など食べる物は充実している…といったところでしょうか。
「高齢個体とその飼育状況の把握」については、現在(2015.11.1時点)日本の動物園にいるレッサーパンダの高齢個体(13歳以上)がどのくらいの動物園にいるのか、どんな健康上の問題を抱えているか、飼育にどんな工夫をしているのか、アンケートで集めた結果をまとめていました。
高齢個体を飼育する園は、アンケートに回答した園のうち約半分とのこと。また、飼育頭数で見ると、全体の15%が高齢個体とのことでした。
健康上の問題を抱える高齢個体は年齢別に出されており、16歳以上から半数以上の個体が何かしらの問題(脱毛、運動能力低下、消化器や歯科の病気 など)を抱えているとのことでした。楠さんにあったパピローマなども、このような健康上の問題に含まれると思います。
高齢個体への飼育の工夫としては、給餌、施設環境、飼育管理をそれぞれの個体の問題に合わせて、各園が独自に対応をしているとのことでした。到津おじいちゃんズへのすりおろしリンゴやスノコの提供など、自分も見た覚えのあるものが確かにあるなぁとあらためて思いました。
高齢個体に焦点を当てての研究…今までになかなか無かった内容だと思います。
どちらかというと研究という意味で力が入るのは繁殖についてが多いですから…静岡大学もそうですが。
動物園の高齢化などが話題になる中、こういった研究が進むのはとても良いことだと思います。
研究者の方も、もともと動物福祉に興味があったそうで、今回のような研究テーマに取り組んでいるとのことでした。心の中で拍手喝采、です。
動物園としても、動物園のファンとしても興味深い内容だと思ったので、ぜひ頑張ってほしいとお伝えしました。研究者の方は、このときは大学院の一年生…現在は二年生ですね。修了までの一年、高齢レッサーパンダのために頑張ってくださることでしょう。
ちなみに、ポスターには多摩のライヤンフー、京都のムギ、円山のギン、野毛山のキンタの写真が!
各地を訪問されているようで、頼もしい限りですね。
この日にお会いできて、お話ができてとても良い経験になりました。ありがとうございました(^ ^)
…で、この研究者さんとは、また別の場所で再会することになりました(^_^;)びっくりしたな〜
それはまた別の記事にでも書きます。
午前、午後と講演会があり、お昼はポスター発表がありました。
当日のプログラムはこちら→ず〜だなも。プログラム
自分の目的はもちろん、ポスター発表…今年のレッサーパンダに関する発表は2つありました。
自分の卒業校である静岡大学の発表と、北里大学の発表です。じっくりと見させていただき、研究者の方とお話もさせていただきました。
…とはいえ、静岡大学の内容は自分でも以前ブログに書きましたし、この記事では割愛します(笑)
また、講演会の感想も申し訳ないですが、割愛します(T_T)そろそろ記憶が薄れてきておりまして…。
ということで、北里大学さんの発表についてのみ、こちらで書かせていただきますね。
レッサーパンダの発表はどちらもポスターをA4サイズに縮小した用紙があったので、ありがたくいただきました♪
上が北里大学、下が静岡大学です。
さて、北里大学さんの研究のテーマは大きく分けて、レッサーパンダの「飼育環境」と「高齢個体とその飼育状況の把握」でした。
タイトルの通り、各動物園にアンケートを取り、その結果をまとめたポスターとなっていました。
「飼育環境」については、海外の先行研究を元に、日本の飼育環境と海外の飼育環境を比較していました。展示場の面積や造り、笹を与える回数、笹以外の食べ物を与える回数など。
(ちなみに、ここで言う海外とは欧米のことを指します。)
まず、先行研究があることを知りませんでした(^_^;)論文探そ〜
で、比較した結果を見ると、展示場については広さだけで言えば圧倒的に海外の方が勝ります。当たり前かもですが(笑)
しかし海外の展示場最大面積が1110平方メートルってすごいですねぇ。ちなみに日本は181平方メートルが最大だそうです。どこかなぁ…ズーラシアとか?
展示場の造りとしては、やはり上下の動きを生み出しやすいものが多かったようです。丸太、樹木など…やぐらも多かったですね。いくつかの園を訪れている方はよく理解されているかと思いますが(^ ^)
笹を与える回数は、日本は2〜3回が多く、海外は1回が多いようです。海外では笹がなかなか手に入らないのが原因だそう…確かに日本と比べたら、ですよね。
海外と比べると、日本は飼育環境はコンパクトなものの、笹など食べる物は充実している…といったところでしょうか。
「高齢個体とその飼育状況の把握」については、現在(2015.11.1時点)日本の動物園にいるレッサーパンダの高齢個体(13歳以上)がどのくらいの動物園にいるのか、どんな健康上の問題を抱えているか、飼育にどんな工夫をしているのか、アンケートで集めた結果をまとめていました。
高齢個体を飼育する園は、アンケートに回答した園のうち約半分とのこと。また、飼育頭数で見ると、全体の15%が高齢個体とのことでした。
健康上の問題を抱える高齢個体は年齢別に出されており、16歳以上から半数以上の個体が何かしらの問題(脱毛、運動能力低下、消化器や歯科の病気 など)を抱えているとのことでした。楠さんにあったパピローマなども、このような健康上の問題に含まれると思います。
高齢個体への飼育の工夫としては、給餌、施設環境、飼育管理をそれぞれの個体の問題に合わせて、各園が独自に対応をしているとのことでした。到津おじいちゃんズへのすりおろしリンゴやスノコの提供など、自分も見た覚えのあるものが確かにあるなぁとあらためて思いました。
高齢個体に焦点を当てての研究…今までになかなか無かった内容だと思います。
どちらかというと研究という意味で力が入るのは繁殖についてが多いですから…静岡大学もそうですが。
動物園の高齢化などが話題になる中、こういった研究が進むのはとても良いことだと思います。
研究者の方も、もともと動物福祉に興味があったそうで、今回のような研究テーマに取り組んでいるとのことでした。心の中で拍手喝采、です。
動物園としても、動物園のファンとしても興味深い内容だと思ったので、ぜひ頑張ってほしいとお伝えしました。研究者の方は、このときは大学院の一年生…現在は二年生ですね。修了までの一年、高齢レッサーパンダのために頑張ってくださることでしょう。
ちなみに、ポスターには多摩のライヤンフー、京都のムギ、円山のギン、野毛山のキンタの写真が!
各地を訪問されているようで、頼もしい限りですね。
この日にお会いできて、お話ができてとても良い経験になりました。ありがとうございました(^ ^)
…で、この研究者さんとは、また別の場所で再会することになりました(^_^;)びっくりしたな〜
それはまた別の記事にでも書きます。
ちょっと前ですが…
神戸どうぶつ王国、アジアの森オープン日に行ってきました。
ジジ&ダイズの三つ子に会うのは初めてでした。
こちらは陽那ちゃん…と、須々ちゃんのしっぽ(笑)
須々ちゃん。
朝日くん。
朝日♂,陽那♀,須々♀
2015.6.29 那須どうぶつ王国生まれ
→神戸どうぶつ王国へ移動(神戸どうぶつ王国初のレッサーパンダ)
母:ダイズ@那須
父:ジジ@那須
あ、私と誕生日同じだ(笑)
どう考えてもおかしい陽那さんの寝相と須々ちゃん。
頭に圧迫感があるのが良いのかしら。
リンゴタイムは満面の笑み。
陽那ちゃんは営業部長のようです。
一番大きな須々ちゃんの寝顔。
収まりの良い寝場所がなかなか見つからないようで。
朝日くんはここが好き。
木登りが好き、朝日くん。
ガイドが終わったら、リンゴタイム。
須々ちゃんは立っちがお上手で。オーライ。
アサヒナ。僕らもリンゴが食べたいよ。
アサヒナ。朝日くん、リンゴまだまだ食べたいよ。陽那ちゃんは少し食べたらもう撤退。
いつの間にかスズアサに。朝日くんは無限に食べ続けるね…。
朝日くん、まだ食べたいの?すごいねぇ。
須々ちゃんはまた下に降りて、リンゴのおねだり中。
そして、陽那部長は高みの見物でしたとさ。
元気な三つ子たちでした。
そして、ガイドのおねーさんもとっても元気でした。わかりやすく面白い、素晴らしいガイドでした。
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