image
ひゃ〜かわいい〜…!
一年以上ぶり?に到津の森公園に行きました。コパンダはもちろん、初めての子育てを頑張っている野風ちゃんの様子も見たくて(^_^)

image
また、今年の到津コパンダは、名前を公募で募集していました。会員限定とのことでしたので、私は訪問日に会員登録をし、名前を応募したのです。いい名前が思いついていたので(^ ^)
…でも、本当に名付け親になるとは思いませんでした(°_°)
はい、初めてのことです。私、野風ちゃんと凌凌くんのお子さんに、お名前をつけさせていただきました!

image
命名「野花(のはな)」です🌸(こちらのボード、くす玉の中身の紙、手作りの野花バッチはプレゼントとしていただきました)
名前の由来は、
🌼野風ママのように、可愛くて立派な女の子に育つように
🌼野に咲く花のように、強くたくましく可憐な女の子に育つように
の2点です。

image
命名者の連絡をいただいたときは、本当にびっくりして…。もちろん嬉しかったのですが、緊張とプレッシャーがめちゃめちゃ大きく、その日の夜は動悸と腹痛が止まりませんでした(笑)
また、命名式では「名前の由来等を舞台でお話してください」とのことで、さらに動悸が……。
緊張しいなのに、無茶をしたい私。当日は自分が困らないように、そして飼育員さんを泣かせるを目標に!スピーチを考えて原稿を作って行きました。

image
結果、当日はあまり緊張せずに話せたので良かったです(笑)
以下、持って行った原稿を掲載します。
この通りにしゃべったわけではないですが、おおまかにこんな感じのことを話しました。


*****************

このたびは、命名者…名付け親というありがたい機会をいただきまして、本当にありがとうございました。到津の森公園の皆様に感謝申し上げます。

では、名前の由来について説明させていただきます。名前の由来は、2つあります。
1つ目は、一生懸命に子育てをしている、お母さんの野風ちゃんのように可愛らしく、そして立派な女の子に育ってほしいという願いを込めて、野風ちゃんと同じ、「野」の字を名前に入れました。
そして2つ目は、野に咲く花のように強くたくましく、可憐な女の子に育ってほしいという願いを込めて、「野花」という名前にしました。

少しお時間をいただいて、今回の名前のことを詳しくお話させていただきます。
野風お母さんと野花ちゃんは一見普通の親子に見えますが、飼育員さんのお話にもあったように、実は野風お母さんはひとりで子育てをしているわけではなく、飼育員さんのサポートを受けながら子育てをしています。なぜなら、うまく授乳をすることができず、ひとりで子育てをすることができなかったのです。

ですが、現在は授乳のみ飼育員さんのサポートを受け、それ以外の世話は野風ちゃんが行なっています。
飼育員さんのサポートをうまく受けながら、野風ちゃんは初めての子育てを一生懸命頑張っています。そんな姿に心が動かされ、名古屋からはるばる親子の姿を見に来ました。

できることは自分で、できないことはうまくヒトに頼って、一生懸命に子育てをしている野風ちゃんの姿は、動物や人間関係なく、尊敬できるものであると思います。
そんな野風ちゃんのように、将来は立派な女の子になってほしいと思い、お母さんから一文字もらった名前を考えました。

名付け親になったということで、私は世話をしているわけではありませんが、こちらの野花ちゃんのことを自分の娘のように感じています。
ですが、ちょっと家が遠いのであまり頻繁には娘に会うことができないと思います。

ですので、到津の森公園の来園者の皆様、北九州市民の皆様にはぜひ、野花ちゃんの成長をときには我が子のように、あたたかく見守っていただければとてもうれしいです。

今回は、命名という大切な機会に立ち会わせていただき、本当にありがとうございました。

*****************

※スピーチ補足
野風ちゃんは授乳ができなかったとスピーチで話しましたが、実際は「母乳が足りていなかったと思われる」です。マッサージをすると母乳が少し出るとのことでしたが、吸っているはずの野花ちゃんの体重が増えず、そのような判断となったそうです。
また、授乳だけでなく、保温ができないのが一番の問題だったそうです。出産直後に野風ちゃんの体温が上がりすぎてしまい、呼吸が荒くなり、巣箱の中に居続けることができず、生まれたばかりで体温調節のできない野花ちゃんが低体温になってしまったことがあったそうです。
スピーチでは足りていない内容でしたので、こちらで補足しましたm(_ _)m

image
当日は、くす玉を割ったり、こんなことを話したり、取材を受けたりわーわーとてんてこ舞いしてましたが、地元ファンの方や他にも遠くからいらしていたレッサーパンダ好きの皆様に励ましていただいたり、見守っていただいたりして、大変ありがたかったです(^_^)
本当に緊張して、めちゃ挙動不振になっていたのに…励ましてくださった方には感謝しかありません。゚(゚´Д`゚)゚。

何よりも、飼育員の皆様…チーム野花(勝手に名付けました)の皆様に感謝です!大事なお仕事もある中、当日のサポートをしていただき、大事なプレゼントまでいただいてしまいました…!
ずっと大切にします。そして、ずっと応援します。ありがとうございました!!

image
子育てに障害がある野風ちゃん…それを乗り越え、野花ちゃんを無事育てられたのは、飼育員さんの力と思いの強さのおかげだと思います。

「野風をママにしたい」
柔らかい物腰の飼育員さんたちですが、その強い思いを、お聞きしたお話やブログの文章で感じました。

お母さんになるのに難しい個体なら、子どもを離して人工哺育にするのが普通だと思いますし、私も仕方のないことだと思います。
でも、野風ちゃんは子どもを育てようとしました。飼育員さんは、そんな野風ちゃんの気持ちを汲み取り、できるすべての手を尽くしました。そして、レッサーパンダではおそらく初めての「介添え哺育」を成功させました。

普段からの動物とのコミュニケーションができていなければ、トレーニングができていなければ、個体の気持ちがわからなければ、信頼関係がなければ、できなかったことだと思います。
飼育員さんの正しい知識と真摯な姿勢が生み出した結果だと思います。


image
野花ちゃんは…めちゃめちゃ元気でお転婆な女の子でした(^_^)可憐…になるかな?(笑)
野風お母さんが大好き、飼育員さんも大好き、懐っこい女の子だと思いました!
この柔軟性は、今後生きていく上でも大事だと思います。
のびのび育ってくれれば、こんなに嬉しいことはないです(*´ー`*)

image
野風ちゃん、大変だと思うけど、ママのお仕事頑張って、そして楽しんでね。野風ちゃんは到津にお嫁に来れて幸せだね。一生懸命育ててくれてありがとう。
私もいつか遠い未来?にお母さんになると思うけど、野風ちゃんみたいなママになりたいな!

image
凌凌パパ、今年もパパそっくりなお子さんが生まれたね(^_^)野風ちゃんをお母さんにしてくれたのは凌凌くんのおかげでもあるね。ありがとう。

image
そして笑笑坊ちゃん…(笑)相変わらずの人気者。お兄ちゃんだね!お兄ちゃんが元気に育ったから、今の野花ちゃんがあるんだね。ありがとう。

image
素敵な家族とお母さんたちに囲まれて、すくすく成長中の野花ちゃん。
ぜひ、多くの方に可愛がっていただければ、(名付け)親としても嬉しいです!