レッサーパンダ

国際レッサーパンダデー2022 イベントまとめ

本当なら近日オープン予定のペディアの方でやりたいまとめだったのですが、国際レッサーパンダデーイベントの日にオープンになってしまうので(被せてすみません…)、こちらでまとめたいと思います。

一応説明を…
国際レッサーパンダデーは、生息地で保護活動をするNPO団体「レッドパンダネットワーク(RPN)」が掲げた日であり、レッサーパンダのことや野生での状況を学ぶ日とされています。毎年9月の第3土曜日で、今年は9/17が国際レッサーパンダデーとなります。
日本の動物園でも多くの園でイベントが行われるので、お近くの園のイベントや気になるイベントに参加してみてくださいね。

RPNのサイトはこちら↓
https://redpandanetwork.org/

抜け漏れや追加があれば教えてください!
※イベントには下線を付けています。
※イベント以外のもの(公式ホームページのブログ更新や園内掲示、SNSでの紹介など)もわかる限り掲載しています。
※ライブ配信などオンラインイベントにはを付けています。

○円山動物園→こちら
9/16-9/30「パネル展示」
9/16 13:30「特別ガイド」
・9/16-10/2「缶バッジガチャ」
→一回500円、シークレット含め全5種類。なくなり次第終了。寄付金はレッサーパンダ屋内展示場改修に使われる予定。
9/16〜「サポクラ寄付で特別カードプレゼント」
→さっぽろ円山動物園サポートクラブに一口500円の寄付でレッサーパンダのカードが1枚もらえる。全10種類で、なくなり次第終了。

○旭山動物園→こちら
・9/17の公式Twitterにて個体紹介あり。

○釧路市動物園→こちら
・レッサーパンダデーということで、園公式ホームページの9/16の日記にて飼育するレッサーパンダを紹介している。

○八木山動物公園→こちら
9/17 14:30「国際レッサーパンダデーガイド」
→飼育員さんによる解説

○東北サファリパーク→こちら※園内のみ掲示
・園内にレッサーパンダデーに関する掲示あり。RPNの販売するTシャツも飾られている。

○かみね動物園→こちら
9/17 11:30「シルバーウィーク特別ガイド レッサーパンダ」
→募金活動も行われる予定。

○那須ワールドモンキーパーク→ https://twitter.com/monkey_park/status/1571046501094428672?s=21&t=l4goO-ugcdKy8fUfnhPQLA
・園公式Twitterにてレッサーパンダデーの説明とシーレンのベストショット紹介あり。園内にも掲示がある。

○那須どうぶつ王国→こちら
9/17「レッサーパンダたちのベストショット写真掲示」
→9/1-9/8までSNSにて写真を募集中。選ばれた写真やコメントが園内に掲示される予定。
9/17 12:30〜「インスタライブ配信」
9/17 9:00〜「特製缶バッジ配布」
→100個限定で先着順。絵柄は10種類。
9/17 9:00〜「特製ポストカード配布」
→数量限定で先着順。

○群馬サファリパーク→こちら
・園公式Twitterにてレッサーパンダデーの紹介とケンタの動画あり。

○埼玉県こども動物自然公園→こちら
9/17-9/19「レッサーパンダ検定」
→レッサーパンダについてのクイズ。
9/17「アクリルスタンドガチャ」
→全5種類、一回400円で限定350個。オンラインショップ限定でコンプリートセットも2000円で販売(30セット限定)。
9/3,10「工作教室 レッサーパンダの缶バッジを作ろう」
9/24 13:00「zooミーティング レッサーパンダトーク」
→レッサーパンダ検定の解説。定員40名、9:30より案内所で整理券を配布する。

○東武動物公園→こちら
9/18 15:30「国際レッサーパンダデー特別ガイド」
→15:15〜ステッカーも配布。先着順100名まで。

○千葉市動物公園→こちら
・園公式Twitterにてレッサーパンダデーの紹介あり。

○市川市動植物園→こちら※園内のみ掲示
9/17-9/19「レッサーパンダガイド」
→17,19日は13:10開始で1号舎にて、18日は13:45開始で2号舎にて行われる予定。掲示物の展示やぬりえの配布もしている。

○多摩動物公園→こちら※園内のみ掲示
・園内掲示に国際レッサーパンダデーに関する内容と、今年生まれの赤ちゃん(藤丸と蘭丸)の説明あり。

○羽村市動物公園→こちら※園内掲示にて告知あり
レッサーパンダものしりパネル展示
→現在展示中。レッサーパンダデーについてや生態、園の飼育個体についての内容となっている。
ぬりえスタンプラリー
→現在開催中。園内3箇所にスタンプあり。スタンプラリー台紙はぬりえもできる。1人1枚まで。
9/17 10:30〜、15:00〜「レッサーパンダデー 飼育員のお話」

○大島公園動物園→こちら※東京都庁大島支所のInstagram
・レッサーパンダデーについてと、昨年生まれのサクユリについての紹介を投稿している。

○野毛山動物園→こちら
9/17,9/18 13:30「国際レッサーパンダデー特別ガイドで知ろう!」
→通常行うガイドを国際レッサーパンダデーバージョンで行う予定。
9/17-10/16「国際レッサーパンダデーパネル展で学ぼう!」
→レッサーパンダの生態や現状、野毛山動物園の歴代のレッサーパンダたちについてのパネル展。
9/17-10/16「レッサーパンダの生息地を感じよう!」
→RPNが撮影した現地のレッサーパンダの写真を動画にして放映する。
9/17-10/16「レッサーパンダの保全活動を応援しませんか?」
→募金活動。RPNに寄付される。

○横浜・八景島シーパラダイス→ https://twitter.com/_seaparadise_/status/1571074833227853825?s=21&t=V2Lb3AOoM-ctofdCIyaJZQ
・園公式Twitterにて、レッサーパンダデーの説明とハズバンダリートレーニング(開口トレーニング)の動画あり。

○よこはま動物園ズーラシア→こちら
9/17 13:45-14:00「国際レッサーパンダデー特別ガイド」
9/17-9/30 「子パンダ成長記録パネル」
→7/1生まれの子パンダの1週間ごとの成長記録を展示予定。

○夢見ヶ崎動物公園→ https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid02VkDbx4qxov6yoydKU9dgQysBQ1wWmYpnEUPdCKBA2YJK18buafZwnT74Yf9ZXaGkl&id=125585734800482
・ケイコ誕生当時の動画やレポートが園公式Facebookに掲載されている。全3回。

○いしかわ動物園→ https://twitter.com/ishikawazoo_jp/status/1571019995374841856?s=21&t=ntsNf0ukc_KAa6BwMWtwHg
・レッサーパンダデーに関する説明と、飼育する個体の紹介が園公式Twitterに掲載されている。

○西山動物園→こちら
9/17,18 11:00〜、13:30〜「動物園ガイド」
→レッサーパンダを始めとした飼育動物たちの飼育員によるガイド。友の会によるオリジナルグッズ販売もあり。

○茶臼山動物園→こちら
9/17,9/18,9/23 9/19 13:30-14:00「インスタライブ配信」
9/17-9/19 「缶バッジガチャの設置」
→数量限定。一回200円で、種類はなんと50種以上!
※諸事情により9/19の配信は9/23に延期の予定。

○日本平動物園→こちら
9/17 13:30-14:00「ガイド 国際レッサーパンダデーについて」
→RPNの取り組みを解説。受付は13:00-13:10の予定。
9/18,9/19 13:30「レッサーパンダにリンゴ氷のプレゼント」
→リンゴと竹の葉入りの氷をレッサーパンダにプレゼントする様子を見ることができる。
9/17-10/7「レッサーパンダ解説パネル」
→レッサーパンダの生態やRPNの取り組みに関する内容。
9/17-10/7「チャリティーイベント レッサーパンダクイズ『小熊猫王(レッサーパンダおう)』」
→情報コーナーのガチャマシーンにて300円でイベント参加キット(解答用紙とキーホルダー)を購入し、クイズに答えて情報コーナースタッフに提出をする。全問正解するとステッカーのプレゼントあり。売上の一部はRPNに寄付される。
9/17-「チャリティーグッズ販売」
→SHOP動物たちの森にて、マスキングテープ(4種)を販売。売上の一部はRPNに寄付される。

○浜松市動物園→こちら
9/17 13:30「国際レッサーパンダデーガイド」

○楽寿園→こちら
9/17「缶バッジ配布」
→オリジナル缶バッジを数量限定で配布する。

○伊豆シャボテン動物公園→ https://twitter.com/izushabotenpark/status/1571071398503907330?s=21&t=ntsNf0ukc_KAa6BwMWtwHg
・レッサーパンダデーに関する説明と、飼育する個体の動画が園公式Twitterに掲載されている。

○富士サファリパーク→こちら
9/17-9/19「レッサーパンダクイズ&ぬりえ」
9/17-9/19 16:30〜「インスタライブ」
→10分間程度のガイドを行う。日によってテーマを変えて行う予定であり、17日は食べ物について、18日は体の特徴について、19日はレッサーパンダの現状と各園の取り組みについて解説する予定。
9/17-9/19 11:40〜「オリジナル缶バッジ販売」
→1日50個限定で販売。3種類あり、1個200円。売り上げ金の一部はRPNに寄付される。

○東山動植物園→ https://twitter.com/higashiyamapark/status/1570940667458916352?s=21&t=ntsNf0ukc_KAa6BwMWtwHgこちら(※東山ボートのイベント)
・レッサーパンダデーの紹介が園公式Twitterと園内掲示にて行われた。
9/3-9/30「国際レッサーパンダデー記念イベント」
→園内のボート乗り場でのイベント。ボートのうちレッサーパンダ号に乗ると、乗船人数分のシールがもらえる。

○のんほいパーク→こちら
9/17 13:30「レッサーパンダガイド」

○京都市動物園→こちら
10/22 13:30-14:30「世界〇〇の日〜レッサーパンダ〜 どうぶつしあわせプロジェクト レッサーパンダバージョン」
→レッサーパンダのエンリッチメントについてのアイディアを募集。募集期間は9/17-9/30で、郵送のみで受付をする。選ばれた1つのアイディアが10/22に実施される予定。参加賞はオリジナルグッズプレゼント(来園受け取り)かエンリッチメント生配信。

○天王寺動物園→こちら
・園公式ブログにて、飼育するレッサーパンダを紹介中。

○ひらかたパーク→こちら
9/17 13:50「ワークシート配布、エサやり体験」
→レッサーパンダに関するワークシート配布後に飼育員による解説あり。その後エサやり体験ができる。先着20名。

○王子動物園→こちら※告知なし
9/17「レッサーパンダデーガイド」
→しおりやレッサーパンダデーについてのペーパーの配布も行われた。園公式Twitterでの紹介もあり。

○神戸どうぶつ王国→ https://twitter.com/kobe_doubutsu/status/1571024355949449216?s=21&t=uTsHiB9fOl-qDNfCCtQqow
・園内にレッサーパンダデーに関する掲示あり。9月末まで設置予定。

○姫路セントラルパーク→こちら
9/17 15:00「レッサーパンダ飼育担当者によるお話会」
→インスタライブも配信。30組限定でエサやり体験も行う。

○池田動物園→こちら
9/17-9/19「レッサーパンダの解説付きぬりえの配布」
→ボランティアさんお手製のぬりえを配布する。なくなり次第終了。

○安佐動物公園→こちら
9/17 14:30「特別解説」
→レッサーパンダについてのガイド、15分程度。
9/17 9:00〜「オリジナル缶バッジ配布」
→入退場門にて配布、先着順100名まで。
9/17「ポスター掲示」

○秋吉台自然動物公園サファリランド→ https://www.safariland.jp/cgi-bin/disp.cgi?code=10508&mode=one&no=8
9/17,9/18 9/19 10:00「レッサーパンダ塗り絵配布」
9/17,9/18 9/19 10:00「レッサーパンダ特製カード配布」
→いずれも数量限定。
9/17,9/18 9/19「レッサーパンダパネル展示」
→レッサーパンダ展示場にて。
9/17,9/18 9/19「レッサーパンダポップ展示」
→レッサーパンダが見えるレストランにて。
9/17 10:00「レッサーパンダクイズスタンプラリー」
→台紙は数量限定で、1グループ1枚まで。3つのスタンプを集めると景品あり。
9/17 13:00「飼育スタッフ特別ガイド」
→平日に行うガイドを国際レッサーパンダデー特別バージョンで15分ほど行う予定。
※台風により9/19は閉園のため、イベント日程一部変更。

○徳山動物園→こちら
9/17,9/18 9:30〜「レッサーパンダの解説」→採食を観察しながら、野生のレッサーパンダについての解説を行う。
9/17,9/18「赤ちゃんレッサーパンダの公開・解説」
→6/17生まれのルールーの公開と解説を行う。時間は短時間で、体調管理による中止の可能性もあり。
※台風により9/19は閉園のため、イベント日程変更。

○とべ動物園→ https://twitter.com/tobezooofficial/status/1571031201154060289?s=21&t=uTsHiB9fOl-qDNfCCtQqow
・園公式Twitterにて砥々丸の紹介あり。

○のいち動物公園→ https://m.youtube.com/user/noichizoo
・園公式YouTubeにてレッサーパンダに関する説明の動画あり。

○到津の森公園→こちら
9/17 15:00-15:45「レッサーパンダデー特別ガイド」
→主な内容は、野生のレッサーパンダと保全活動についてと、11月中旬オープン予定の新レッサーパンダ舎の裏話などについて。
9/17、10/9「オリジナルグッズ販売」
→園内ちょこっとショップにて、オリジナルデザインの缶バッチとポストカードの販売(収益の一部はRPNに寄付されます)。
9/17-10/9「レッサーパンダの募金活動」
→募金はRPNに寄付されます。
「プチレッサーパンダ展」
→急遽開催中。剥製の展示やエサの紹介など。
※9/18,19は台風により閉園

○福岡市動植物園→こちら
9/17-9/19 10:30〜、14:30〜「羊毛でレッサーパンダをつくろう」
→羊毛を使って、午前の回はもふもふバッジ、午後の回はレッサーパンダのしっぽを作る。各回15名までで、参加費は500円。レッサーパンダの生態に関するクイズも行われる。
※台風により9/18,9/19は臨時休園のため、イベント日程変更。

○大牟田市動物園→https://omutacityzoo.org/announce/?p=4028
9/17 13:30「スペシャルガイド」
9/17 募金活動
→募金金額によりグッズのプレゼントあり(数量限定)。缶バッジ、オリジナルTシャツ、レッサーパンダの糞で作ったしおり(個体ごとの足跡つき)など。募金はRPNに寄付されます。
9/18 13:30「YouTubeライブ配信」
→RPNで活動をするジャナム・ジュレスタさんより、現地での活動の概要などをご説明いただくようです。

○九十九島動植物園森きらら→こちら
9/11 14:30「グッズ紹介とイベント告知のライブ配信」
9/17-9/19 13:45-14:15「特別ガイドとエサやり体験」
→野生での現状や保護活動についてなどのガイド。9/17は13:45からインスタライブ配信もあり。エサやりは一回200円で定員10名まで。
9/17-9/19 9:00-16:00「レッサーパンダのぬりえ」
→園入り口やガイド前にポストカード(数量限定)が配布され、レッサーパンダを観察しながらぬりえをする。
9/17〜「グッズ販売」
→オリジナルトートバッグ(数量限定)の販売。オンラインショップにもあり。収益の一部はRPNに寄付される。
9/17〜「缶バッジガチャ」
→ 飼育個体のオリジナルデザイン(数量限定)。6種類でシークレットあり。
※9/18,19は台風により閉園のため、イベント日一部変更

○熊本市動植物園→こちら
9/17-9/19「レッサーパンダのパネル展」
→生息地での現状についてのパネル展
9/17 13:30-14:00「レッサーパンダってどんな動物?」
→生態や生息地での現状、園で飼育する個体、保護活動についてなどを飼育員さんがお話しする。内容は大人向けで、先着50名まで。
9/17 14:30-14:45「レッサーパンダのガイド」
※9/18,19は台風により閉園のため、イベント日一部変更

○宮崎市フェニックス動物園→こちら
9/17,9/18 11:45-12:45「レッサーパンダのお面を作ろう」
9/17,9/18 14:00-14:10「レッサーパンダのお話」

○平川動物公園→こちら
9/17,9/18「飼育員による講演」
→レッサーパンダの生態や生息地の現状、また園が開園50周年の年であるため、今まで飼育してきた歴代の個体についてや現在の飼育個体、トレーニングや健康診断の様子なども語られる予定。
9/17-9/19「グッズ販売」
→アフリカ園前売店にてオリジナルグッズが販売される。グッズはクリアファイル(3個体)、オリジナルデザインクッション、オリジナルデザインタンブラー(500ml)、オリジナルデザインステッカー、アクリルキーホルダー(3個体)の5種類。
9/17-10/31「パネル展」
9/17-10/31「RPNへの募金活動」
※9/18,19は台風により閉園のため、イベント日一部変更

○ネオパークオキナワ→こちら
9/10-9/19「レッサーパンダクイズ」
→クイズ用ワークシートが配布され、正解者にはオリジナルポストカードがプレゼントされる。
9/17-19 11:00〜,15:00〜「おやつあげ体験」
→それぞれの時間で15枠まで、1枠500円でおやつ3回と缶バッチ1個のプレゼントあり。

いのちの軌跡

IMG_0488
元気に草をモグモグ。
ウシ化したジャスミンさんごきげんよう。笑

久しぶりに京都市動物園に行きました。


IMG_0454
朝、開園よりも少し遅く着いて、間に合わないかなぁと思いつつレッサーパンダ舎を覗きこむと…ウーロンくんが朝ごはんを食べていました!
リンゴ、ラスト一枚を食べていました。ギリギリセーフ(^_^;)
おとなりの古都ちゃんはとっくに食べ終わり、寝室に帰っておりました。アウト!笑

レッサーパンダたちが寝てしまったので、イベントへ…。

IMG_0457
この日はちょうど、ライオンのナイルさんの誕生日。飼育下最高齢を更新中であり、この日は25歳を迎えました。
お誕生日の特別ガイドがありましたので、最後までお話を聞かせていただきました。

IMG_0458
私が初めてナイルさんに会ったのは2013年、そのときは妻のクリスさんと一緒にいました。仲睦まじい夫婦で、いつ見ても一緒に寝転んでいたことを思い出します。
そのクリスさんも2017年にこの世を去り、ナイルさんはひとりに。群れで生きる動物が、伴侶に先立たれる辛さは…あまり想像したくありません。それでもナイルさんは、衰えを感じさせながらも毎日を力強く過ごし、25歳を迎えました。

飼育員さんは、ナイルさんの今後のケアについて悩みながら考えながら毎日を過ごしているようでした。
寒い外に出すのは身体の負担になるかもしれない、でもナイルさんは外に出たがっている、身体も衰え病気もある、でも天寿を全うしてもらいたい…物言わぬ動物と向き合い命のことを考えるのは、大変なことだと思います。私が意見を簡単に言えるようなことではないのでしょう。
何が彼にとって幸せなのか…どの選択肢が最良なのか。明確な答えはないのかもしれません。飼育員さんが今後どのようにナイルさんと向き合っていくのか、今後も見守っていきたいと思いました。


IMG_0483
お昼頃にレッサーパンダ舎に戻りました。
お昼ご飯を食べる古都ちゃんに会えました!良かった〜
美味しいお顔、ありがとう(^^)

IMG_0495
まだまだ寒い時期、食欲マシマシ。
ウーロンくん、ウシ化。

IMG_0480
お昼のリンゴとブドウも美味しいね(^^)

そして…

IMG_0485
リンゴを持った飼育員さんを追いかけて、ジャスミンが出てきました。一切れのリンゴをモグモグ。
どうやらウーロンくんと同居するようです。

IMG_0486
ですが、ウーロンとジャスミンは一切の無関心…そして、ウーロンを目で追い出してゆったり過ごすジャスミン(笑)
同居は短時間で終了。この次の日で今年の同居は終わったようです。

飼育員さんが同居中に観察していらしたので、お話を聞かせていただきました。

IMG_0487
動物園ホームページにある通り、ジャスミンは2018年6月に3回目の出産をしました。その子(オス1頭)を育てていましたが、首に裂傷が見つかり…治療のために取り上げられたものの、数日後に治療の甲斐なくその子は亡くなってしまいました。
飼育員さんにその時のことを詳しく教えてほしいと思い、お話を伺いました。

ジャスミンは、今回生まれた子のことを特に大事にしていたそうです。
グルーミングも多く、ひたすら子を舐め続けていたそうです。ですが、落ち着かないのか、夜に何度も子の首をくわえて歩き回っていたそうで、その首を何度も舐め続けていたことが原因で首に裂傷ができてしまったとのことでした。

最初の子育ても、双子の片方は亡くなり、ジャスミンも体調不良のため、残された片方の子(ムータン)は人工哺育となりました。その次の子育て(ロッポとプーアル)は元気に育ったものの、一度ジャスミンが体調を崩してしまったようです。

素人目の勝手な推測ですが…ジャスミンは母性が強い、かなり頑張り屋さんなお母さんなのだと思います。
子どものことが可愛くて、大事で、でも何かしら不安で、どうしたらいいかわからなくて…不安な気持ちで子育てを一生懸命頑張っていたのではないかと、想像しています。

自分も経験してみて初めてわかったのですが、産後の気持ちの落ち着かなさは異様でした。体調やホルモンバランスの影響のためそうなりやすいとのことですが、頭でわかっていても心をコントロールすることができない期間がありました。
子どもがとても可愛く見えると思ったら、全然可愛いと思えなくなったり、些細なことで傷ついて泣いてしまったり…ヒト以外の動物がどうなるのかはわかりませんが、ジャスミンがなかなか落ち着けない行動をとったのは…なんとなくわかるような気がします。

「母親は、70点ぐらいがちょうどいい」と、住んでる自治体の保健師さんに言われました。完璧なお母さんなんていない、子どもが元気なら大丈夫、頑張りすぎは良くないよ、という話でした。
ジャスミンと話ができたら、そんなことを言ってあげたいです。頑張りすぎないで、自分を追い詰めないで、子どものために自分を大事にして……擬人化して考えすぎ、ですかね。



IMG_0489
今年はウーロンとの交尾が2回確認されたそうです。
どのような結果になるかはわかりませんし、これまでのこともあるので不安もありますが、ジャスミンのことを変わらず見守っていきたいと思います。


ナイルさんのこと、ジャスミン親子のこと…命について考えることが多い日になりました。

ジャスミンが頑張っていたこと、亡くなった子も頑張っていたこと、私はずっと忘れないでいようと思います。

私はあなたのお母さん

image
ひゃ〜かわいい〜…!
一年以上ぶり?に到津の森公園に行きました。コパンダはもちろん、初めての子育てを頑張っている野風ちゃんの様子も見たくて(^_^)

image
また、今年の到津コパンダは、名前を公募で募集していました。会員限定とのことでしたので、私は訪問日に会員登録をし、名前を応募したのです。いい名前が思いついていたので(^ ^)
…でも、本当に名付け親になるとは思いませんでした(°_°)
はい、初めてのことです。私、野風ちゃんと凌凌くんのお子さんに、お名前をつけさせていただきました!

image
命名「野花(のはな)」です🌸(こちらのボード、くす玉の中身の紙、手作りの野花バッチはプレゼントとしていただきました)
名前の由来は、
🌼野風ママのように、可愛くて立派な女の子に育つように
🌼野に咲く花のように、強くたくましく可憐な女の子に育つように
の2点です。

image
命名者の連絡をいただいたときは、本当にびっくりして…。もちろん嬉しかったのですが、緊張とプレッシャーがめちゃめちゃ大きく、その日の夜は動悸と腹痛が止まりませんでした(笑)
また、命名式では「名前の由来等を舞台でお話してください」とのことで、さらに動悸が……。
緊張しいなのに、無茶をしたい私。当日は自分が困らないように、そして飼育員さんを泣かせるを目標に!スピーチを考えて原稿を作って行きました。

image
結果、当日はあまり緊張せずに話せたので良かったです(笑)
以下、持って行った原稿を掲載します。
この通りにしゃべったわけではないですが、おおまかにこんな感じのことを話しました。


*****************

このたびは、命名者…名付け親というありがたい機会をいただきまして、本当にありがとうございました。到津の森公園の皆様に感謝申し上げます。

では、名前の由来について説明させていただきます。名前の由来は、2つあります。
1つ目は、一生懸命に子育てをしている、お母さんの野風ちゃんのように可愛らしく、そして立派な女の子に育ってほしいという願いを込めて、野風ちゃんと同じ、「野」の字を名前に入れました。
そして2つ目は、野に咲く花のように強くたくましく、可憐な女の子に育ってほしいという願いを込めて、「野花」という名前にしました。

少しお時間をいただいて、今回の名前のことを詳しくお話させていただきます。
野風お母さんと野花ちゃんは一見普通の親子に見えますが、飼育員さんのお話にもあったように、実は野風お母さんはひとりで子育てをしているわけではなく、飼育員さんのサポートを受けながら子育てをしています。なぜなら、うまく授乳をすることができず、ひとりで子育てをすることができなかったのです。

ですが、現在は授乳のみ飼育員さんのサポートを受け、それ以外の世話は野風ちゃんが行なっています。
飼育員さんのサポートをうまく受けながら、野風ちゃんは初めての子育てを一生懸命頑張っています。そんな姿に心が動かされ、名古屋からはるばる親子の姿を見に来ました。

できることは自分で、できないことはうまくヒトに頼って、一生懸命に子育てをしている野風ちゃんの姿は、動物や人間関係なく、尊敬できるものであると思います。
そんな野風ちゃんのように、将来は立派な女の子になってほしいと思い、お母さんから一文字もらった名前を考えました。

名付け親になったということで、私は世話をしているわけではありませんが、こちらの野花ちゃんのことを自分の娘のように感じています。
ですが、ちょっと家が遠いのであまり頻繁には娘に会うことができないと思います。

ですので、到津の森公園の来園者の皆様、北九州市民の皆様にはぜひ、野花ちゃんの成長をときには我が子のように、あたたかく見守っていただければとてもうれしいです。

今回は、命名という大切な機会に立ち会わせていただき、本当にありがとうございました。

*****************

※スピーチ補足
野風ちゃんは授乳ができなかったとスピーチで話しましたが、実際は「母乳が足りていなかったと思われる」です。マッサージをすると母乳が少し出るとのことでしたが、吸っているはずの野花ちゃんの体重が増えず、そのような判断となったそうです。
また、授乳だけでなく、保温ができないのが一番の問題だったそうです。出産直後に野風ちゃんの体温が上がりすぎてしまい、呼吸が荒くなり、巣箱の中に居続けることができず、生まれたばかりで体温調節のできない野花ちゃんが低体温になってしまったことがあったそうです。
スピーチでは足りていない内容でしたので、こちらで補足しましたm(_ _)m

image
当日は、くす玉を割ったり、こんなことを話したり、取材を受けたりわーわーとてんてこ舞いしてましたが、地元ファンの方や他にも遠くからいらしていたレッサーパンダ好きの皆様に励ましていただいたり、見守っていただいたりして、大変ありがたかったです(^_^)
本当に緊張して、めちゃ挙動不振になっていたのに…励ましてくださった方には感謝しかありません。゚(゚´Д`゚)゚。

何よりも、飼育員の皆様…チーム野花(勝手に名付けました)の皆様に感謝です!大事なお仕事もある中、当日のサポートをしていただき、大事なプレゼントまでいただいてしまいました…!
ずっと大切にします。そして、ずっと応援します。ありがとうございました!!

image
子育てに障害がある野風ちゃん…それを乗り越え、野花ちゃんを無事育てられたのは、飼育員さんの力と思いの強さのおかげだと思います。

「野風をママにしたい」
柔らかい物腰の飼育員さんたちですが、その強い思いを、お聞きしたお話やブログの文章で感じました。

お母さんになるのに難しい個体なら、子どもを離して人工哺育にするのが普通だと思いますし、私も仕方のないことだと思います。
でも、野風ちゃんは子どもを育てようとしました。飼育員さんは、そんな野風ちゃんの気持ちを汲み取り、できるすべての手を尽くしました。そして、レッサーパンダではおそらく初めての「介添え哺育」を成功させました。

普段からの動物とのコミュニケーションができていなければ、トレーニングができていなければ、個体の気持ちがわからなければ、信頼関係がなければ、できなかったことだと思います。
飼育員さんの正しい知識と真摯な姿勢が生み出した結果だと思います。


image
野花ちゃんは…めちゃめちゃ元気でお転婆な女の子でした(^_^)可憐…になるかな?(笑)
野風お母さんが大好き、飼育員さんも大好き、懐っこい女の子だと思いました!
この柔軟性は、今後生きていく上でも大事だと思います。
のびのび育ってくれれば、こんなに嬉しいことはないです(*´ー`*)

image
野風ちゃん、大変だと思うけど、ママのお仕事頑張って、そして楽しんでね。野風ちゃんは到津にお嫁に来れて幸せだね。一生懸命育ててくれてありがとう。
私もいつか遠い未来?にお母さんになると思うけど、野風ちゃんみたいなママになりたいな!

image
凌凌パパ、今年もパパそっくりなお子さんが生まれたね(^_^)野風ちゃんをお母さんにしてくれたのは凌凌くんのおかげでもあるね。ありがとう。

image
そして笑笑坊ちゃん…(笑)相変わらずの人気者。お兄ちゃんだね!お兄ちゃんが元気に育ったから、今の野花ちゃんがあるんだね。ありがとう。

image
素敵な家族とお母さんたちに囲まれて、すくすく成長中の野花ちゃん。
ぜひ、多くの方に可愛がっていただければ、(名付け)親としても嬉しいです!

日本平れっさーずのルーツ、安佐へ

image
トロリくーん♪
なんてかわいい男子なのー♡

大崎公園の誕生日会から少し遡りますが…6月末に初の広島県安佐動物公園に行きました。

image
広島駅からバスで約1時間。途中からとんでもない山道に入ったので、本当に動物公園に辿り着けるのだろうかとても不安になりました。マジで。
だって、地元の高原のあたりと同じような山道…スキー場にでも行くのかっていう。

もちろん無事に動物園に到着。あまりの広さ、山々に圧倒されました。
今まで訪れた園の中でもトップで山っぽさがあると思います。茶臼山もなかなかですが、安佐にはかなわない。
景色が本当にきれいで、なかなかレッサーパンダ舎に辿りつきませんでした(笑)

image
レッサーパンダ舎(山の頂上みたいな場所にあります。すごい疲れます)に辿りつき、笑顔で出迎えてくれたのはトロリくんでした(^ ^)
トロリくん、初めまして!
現在野毛山にいるキク、同じく安佐にいるマルのお父さんです。
そして亡くなった、日本平生まれのミウちゃんの旦那様…。
トロリくんは可愛らしくてとても元気な男の子でした(^ ^)

image
トロリくんは姫路セントラルパーク生まれ、現在鯖江で子育て真っ最中のキラリちゃんの双子兄弟です。
キラリちゃんとは全然似てないのですが、不思議と惹かれる魅力を持った双子だなぁと思いました。キラリちゃん、実は大好きなんです。トロリくんも大好きになりました(告白)。

image
室内には…こちらも初めまして、麻麻(マーマー)ちゃん!
噂には聞いていましたが、足裏が真っ白。そして3つ子姉妹である、上野動物園の杏杏(アンアン)にそっくりのふわもこボディ。とっても可愛いです!
ちなみに、室内と外は解放されており、トロリくんと麻麻ちゃんは一応同居という形になっていました。

image
トロリくんはとにかく元気!6月末ということもあり、少し暑い日だったのですが…外で駆け回ったり、木に登ったり、屋根に登ったり。
常同という感じもなく、いろいろなパターンの動きをしていたように思います。

image
屋根裏パンダのトロリくん(笑)

image
一度下山…いや、下山ではないのですけど(笑)下に降りて、生まれたばかりのヒナに浮気をし…。

image
戻ってくると、麻麻ちゃんが外に!
雨がパラつく涼しい時間だったので、外に出てきてくれたようです。

image
急に弾ける麻麻ちゃん(笑)

image
こっち見た!♡(笑)

image
屋根裏で暴れるトロリくんと、丸太で弾ける麻麻ちゃんの図。一体、2頭に何があったのか…同時に弾けまくってました。いやー、おもしろかった。

image
入れ替えの時間が近づき、2頭とも動きが止まりました。

image
いまのうちに麻麻ちゃん撮っておかないと!と連写。

image
トロリくんと麻麻ちゃんがバックヤードに収容され、代わりに出てきたのはマルちゃん!
君に会いたかったんだよ!初めまして(^ ^)
トロリくんとミウちゃんの娘ちゃんです。

image
さっそくリンゴをムシャッと。

image
ちょうだいちょうだい!

image
ミウちゃんに似てる…でもトロリくんぽさもあり。ミウ色のトロリくん、って感じですかね。
めちゃめちゃかわいい…!

image
飼育員さんはリンゴをあげつつ、ガイドをしてくださっていました。

「レッサーパンダは…こういう特徴がありまして…こんな手の形で…」
正統派のわかりやすいガイドです。
「この子はマルという名前で…カープの選手から…」
広島らしいトークもあります。
「皆さん、レッサーパンダ可愛いですか?…可愛いですよね。ほら、こうやって立って食べるところなんてとても可愛いですよね」
突然のうちの子可愛いトーク。大好きです!!!

とにかく、完璧なガイドでした。素晴らしい。

image
マルちゃんがリンゴを食べていた裏で、室内は…

image
まさか会えるとは!正式公開前でしたが、練習中のキラくんに会えました。
平川から婿入り、マルちゃんのお婿さんになる予定です。
どこかで会った事、ある?(▼ ▼)
羽村のソラちゃんとは双子の兄弟です。

image
練習中であったため、もちろん単独展示でした。
現在は公開中、ときどきマルちゃんとの同居の練習をしているようですね。

image
ボディチェックもしっかり。
このあとは雨が強くなり、マルちゃんもキラくんも寝てしまったので、帰路に着きました。



image
初めての安佐動物公園、大変楽しむことができました。
日本平に来てくれて、たくさんの子供を残してくれたナラちゃんの故郷、日本平で愛されていたミウちゃんがお嫁さんとして、母として頑張っていた場所、どうしても行きたいと思っていました。

園内の図書館も見たのですが、ナラちゃんのお母さんであるバナナちゃんの資料がありました。
バナナちゃんは当時、双子で生まれ、人工哺育で育ちました。
その後、ロンロンというオスとの間に子供がたくさん生まれ、ナラちゃんを含むたくさんの子供たちを自らの手で育てたそうです。
バナナちゃんの孫である、シーとミウも人工哺育で育ちましたが、見事どちらも自然哺育で子供を育てました。
ここに縁を感じられずにはいられません。

資料の中でしたが、バナナちゃんにも会うことができ、とても幸せでした。


資料が見切れないくらいとてもたくさんあって…(笑)それが見たいので、また安佐には行くつもりです(^ ^)
来てよかったなあ。




【おまけ】

image
麻麻ちゃん、本当に足裏が真っ白!!ビックリしちゃいますよね。


キキさん、ミクちゃん、お誕生日おめでとう!

image
2回目の大崎公園に行ってきました。
こんな入口もあるのですね。
確実にキキさんがモデルと思われる、レッサーパンダのデザインがgoodでした(^-^)

image
今日の目当ては何と言っても、キキさんとミクちゃんの合同お誕生日会!
20歳と18歳の超高齢パンダが、どちらも毎日展示に出ていて、しかも誕生日のお祝いができる…とても素晴らしいことだと思います。
このような機会があることに感謝ですね。

image
キキさんスヤスヤ…
6月18日に20歳を迎えました!おめでとうキキさん(^-^)
キキ♂
1997.6.18 茶臼山動物園生まれ
→1999年 大崎公園子供動物園に移動
(大崎公園最初のレッサーパンダ)
母:ミンミン☆
父:陽陽☆
双子の弟:テンテン☆

image
ミクちゃんもふわ〜
もうすぐ18歳になります!元気そうで嬉しいな( ^ω^ )

ミク♀
1999.7.21 秋吉台サファリ生まれ
→2012.12 大崎公園子供動物園に移動
母:香☆
父:宝宝@秋吉台サファリ
双子の兄:リク☆


image
装飾もしっかりお誕生日モード。ガラス面にもお祝いの言葉や絵がありました(^-^)

そして、ちょっとしたサプライズも。
壁に写真が何枚か貼られていたのですが…その中に文字のみの紙が一枚。
なんと、茶臼山動物園でのキキの飼育を担当していた飼育員さんからのメッセージがありました!
大崎公園の飼育員さんが掛け合ってくださったのでしょう。素敵なお祝いのメッセージが書かれていました。

また、写真も素晴らしく…
キキさん側には、最近のキキさん、茶臼山の飼育員さんが提供してくださった0歳の頃のキキさん、そして双子兄弟であるテンテンさんの写真が!

ミクちゃん側には…
大崎公園来園当時のミクちゃん、双子兄弟であるリク、そして秋吉台4姉妹であるノン、アーヤ、アーニャ、ミクの同居の写真が…。
今思い出しても泣けてしまう。アーヤとアーニャにここでまた会えるなんて。
ファンの方からの提供ということで、提供してくださった方には大きな感謝を!

image
お誕生日会が始まる前に、皆さんのご協力で作ることができたプレゼントを飼育員さんにお渡ししました。
応援してくださった皆様、代筆を託してくださった皆様、現地で書いてくださった皆様、ありがとうございました(^-^)
飼育員さん、とっても喜んでいました。イベントの時も紹介していただきました。
今後、このメッセージはキキとミクが見える場所に置いてくださるとのことです。

image
イベント開始前に、キキさんミクちゃんへのプレゼント用に、リンゴの型抜きをしました。
お子様優先とのことでしたが、子どもたちが終わった頃に列に並び、私も型抜きをさせていただきました( ^ω^ )

image
リンゴの準備が終わったらプレゼントスタート!
最初はキキさんにプレゼントがあったのですが、ポジション取りに失敗し、撮れませんでした(^_^;)すごい勢いで食べ、あっという間に完食!美味しく食べてくれたようです。

その次はミクちゃんの番。
ですが、いつもはミクちゃんが食べてからキキさんの番になるそうで、いつもと違う順番にミクちゃんが少しイジけたのか、ふて寝していました(^_^;)
なんとか飼育員さんが「あんたも主役だから!」と説得(笑)し、ミクちゃんにもリンゴのプレゼント!
嬉しそうな顔してますね〜

image
ミクちゃんは一個一個、手に持って食べていました。

image
「いっぱいあるじゃーん✨」

image
「おいしいなぁ〜」

image
「ごちそうさま!…って、もうリンゴないのぉ」

ミクちゃん、リンゴをもっと食べたかったようで(笑)
あっという間に完食!よかったねミクちゃん!

image
「おいしかったわ〜。でもあっつーい」
とのことで、ミクちゃんはこのあと室内に撤収。
ミクちゃんは暑くてもお外が好きなようで、室内にはなかなか行こうとしませんでした。暑いからという理由で室内と出入り自由にしても、外に出たがるんだそうです。なんとなくわかるよ。

image
ミクちゃんのお家に看板が設置されました(笑)

ここで、イベントを終えた飼育員さんがレッサーパンダファンに向けて、お話をしてくださいました。

キキさんやミクちゃんが来園するときにあったやり取りのこと、なぜ大崎公園に来ることになったか、大崎公園に着いたときのこと、体調不良のときのこと、体調が回復するまでに取り組んだこと、今のキキさんとミクちゃんのこと…。
キキさんが来園し、それからずっと担当を続けている飼育員さんでしたので、大崎公園のレッサーパンダの歴史すべてを教えていただけたのだと思います。

前回来たときにお話を聞いた時も思ったのですが、大崎公園だからこそできること、取り組みにくいからこその工夫、最大限の努力で取り組んでいらっしゃるのです。
結構難しいことだと思うんですよね、これ。できないとわかったら諦めてしまうことも、世の中は多々あると思うのです。
大崎公園らしさ、「自分(たち)らしさ」を正しく理解していないとできないことだと思います。

image
少し間が空き、閉園の少し前になった頃に、また飼育員さんが「これを言わなきゃ!忘れてたよ!」と、レッサーパンダファンたちに声をかけてくださいました。
とても嬉しいことをお話してくださったのです。

まず、キキさんとミクちゃんがここまで元気に過ごせているのは、大崎公園だけでなく、キキとミクが生まれ育った園や支えてくれた他園の飼育員さんたちのおかげてもあるということ。そのことも忘れないでほしい、とのことでした。

そして、それだけでなく、応援してくれているファンがいることも、キキとミクのためになっていると。
こうやってお祝いをしてくださるお客さんがいること、なかなか来れなくても存在を知って応援してくれている人がいること。こういう応援の気持ちはどこかで巡り巡って、キキとミクの元気や長生きに繋がっているのだと思います、と。
だから、ここにいるファンやお客さん、来れなかったけれど応援の気持ちを持ってくださるファンの人すべてに感謝します、とお話ししてくださいました。

これは皆さんにお伝えしたいと思い、覚えている限り書かせていただきました。




少し自分語りになりますが、私は動物園ファンの存在を疑問に、そして動物園にとって不要な存在なのではないかと思っていた時期があります。

飼育員さんや動物園に関するネガティブなニュースや問題、それを聞いて憤り、炎上までしてしまった問題を過去に見ました。
そして、その炎上に無意識に加担してしまったこともありました。
その炎上で、飼育員さんが動物園から離れた…という話を聞き、自分は、動物園や飼育員さんを応援する存在としてファンをやっているつもりだったのに、真逆のことをしてしまった…自分みたいな人間はファンなどやるべきではないと思い、動物園から離れようとしていたことがあります。

問題は色々な背景があるので、一概には言えませんが、所詮ファンはただのお客さん。その背景をすべて知るファンなどいないのです。
それをわかっているつもりだった自分が情けなく、自分の想像力の無さにショックを受けました。

大崎公園で飼育員さんの話を聞いて、ファンの在り方というものを今一度考えることができました。
自己満足でもいい、動物が好きだ、好きな動物を試行錯誤して大切にしてくれる飼育員さんが好きだ、その飼育員さんを支える動物園が好きだ、という気持ちは、巡り巡って、応援になるのです。
動物と動物園にポジティブな空気を運ぶ…それが動物園ファンとしての在り方だと思います。

過去にあったそのことはやはり今でも後悔がありますし、消化できない部分もありました。
今回大崎公園の飼育員さんのお話を聞き、自分の、ファンとしての在り方を再認識することができました。
そんなことを考えさせてくれた大崎公園の皆さんに、とても感謝しています。



image
また違う話になりますが(笑)、なぜキキとミクのお祝いをしたかったのか、あの企画をしたのかもお話させてください(^-^)

まず、大崎公園さんに感謝をしたかったのです。
前回も今回も、自分の価値観というか、動物園の見方、動物との向き合い方、大崎公園は大事なことをいつも教えてくれるのです。
そして、この企画を通して、大崎公園に行ったことがない方を含め多くの皆さんに動物園のことを知っていただき、訪問するきっかけになれば、と思ったのです。

また、個人的な理由として、ミクちゃんのお祝いをどうしてもしたかったのです。
ミクちゃんの1つ上の双子姉妹であるアーヤとアーニャ。アーヤとアーニャはミクちゃんと同じ頃に秋吉台から移動し、日本平動物園にいました。アーヤとアーニャは数年前から体調不良や高齢のため、非公開となっており、誕生日のお祝いをすることができないまま、昨年お別れをしてしまいました。
アーヤとアーニャにそっくりなミクちゃんが大崎公園で頑張っている…それを応援したくて、企画をしました。

キキさんに関しては、大崎公園で18年間頑張っている、まさに生き字引のような存在です。
長野から遠く離れた地で、埼玉の市民の皆さんを癒してきたキキさん…そして20歳になったいまでも元気に過ごし、大崎公園のシンボルとして頑張っています。
そんなキキさんをさらに応援したい、飼育員さんが言っていた「30歳!」を目指してほしい!そんな思いもあり、企画をしました。


突然の企画にも関わらず、一緒にキキさんとミクちゃんのお祝いをしてくださり、本当にありがとうございました。
とてもとても、嬉しかったです。
ファンの想いってすごいな、と思いました。



かなり長くなってしまい、すみませんでした(^_^;)
皆さんもぜひ、大崎公園でキキさんとミクちゃんに会ってみてくださいね。
ギャラリー
  • レッサーパンダFestival!@日本平
  • レッサーパンダFestival!@日本平
  • レッサーパンダFestival!@日本平
  • レッサーパンダFestival!@日本平
  • レッサーパンダFestival!@日本平
  • 【完全版】レッサーパンダ赤ちゃん情報2020 その2
  • レッサーパンダ赤ちゃん情報2020 その1
  • いのちの軌跡
  • いのちの軌跡
  • ライブドアブログ