立てていた予定をすべて変更して
東京に行ってきました。
上野動物園です。
2年ほど前に、友人と2回ほど訪問したことがあるのですが、まだレッサーパンダにハマる前だったので、レッサーパンダを見たことを全く覚えておらず…(T_T)
友人に聞くと、そのときはオカピ室内の横にレッサーパンダがいたとのことでした。
今はイソップ橋の近くにいるレッサーパンダ。アンアンとキタロウに会うのは初めてでした。
これがうわさの黒まゆ(アンアン)と…
黄まゆ(キタロウ)!
アンアン(杏杏)♀ 2005.7.7 秋田大森山生まれ
→2007.11.13 上野動物園に来園
母:ナナ@大森山
父:健健(ジェンジェン)☆
三つ子兄妹:飲飲(ヤムヤム)♂☆、麻麻(マーマー)♀@広島安佐
キタロウ(黄太郎)♂ 2003.6.26 東京多摩生まれ
→2006.1.10 上野動物園に来園
母:花花(ファンファン)@多摩
父:緑太郎☆
双子兄弟:茶太郎@よこはまズーラシア
アンアンはモコモコですねえ。焦げパンダが好きなので、いつか会いたいと思っていました。念願叶いました(^ ^)
キタロウも、顔がものすごく可愛い。あくび顔を見ることができたのですが、たまらんかったです…。体の毛もアンアンと同じくモコモコ。枝がむにっと毛の中に入って、枝の寝ぐせが体についていました(笑)
10:30からはデアちゃんのエサやりタイム!
デアちゃんは…たぶん会うのは2回目です。
2年前の夏に、この放飼場に出ていたのがデアちゃんだったかと。暑そうにしていたところを写真に収めました。
この日はそこまで元気よく泳いでいたわけではなかったそうですが、初見の私にはかなり楽しめました。ラッコポーズの脚がたまらんかったです。水中トンネルからデアちゃんを見上げる時間は素晴らしかったです。
ありがとね、デアちゃん!
私がよくいく園にはいない、ハシビロコウ!
かなり近くで見られたので、至近距離に迫ってしまいました。脚が…こうグワッと…!うおおお…!
写真はありませんが、個人的に好きだったのはマダガスカルのエリア。不忍池のワオキツネザル、フォッサ、アイアイはかなり楽しめました。
アイアイはちょうどごはんタイム。ミカン、柿?ぽいものが枝に刺してありました。そして、メロンまで…!ひええ。
アイアイは、五本指のうち親指以外は鉤爪となっており、特に3本目の中指が長くなっています。これは、硬い果実に歯で穴を開けたあとに削って食べたり、木の中にいる虫をかきだして食べるために発達したとか(ウィキ◯ディアより)。
マダガスカルでは硬い果実が多いのだそう。
…しかし、メロンは柔らかいのに、かじらずに指で果実をかきだしているのには苦笑…^_^;
そこまできたらかじって食べればいいのに!と思うのは、ヒトの身勝手でしょうか(笑)
アイアイは日本だと上野動物園にしかいないそうです。
アイアイの飼育員さんは大変ですね…飼育で困ったことがあったら、誰に相談すればいいのだろうとふと思いました。
ジャイアントパンダのリーリー、シンシンにも会えました(^-^)
人が多かったので遠巻きにしか見られませんでしたが(笑)、外で歩いている姿は初めて見ました。元気でよかったです。
上野動物園って、ご存知の通り、日本で一番最初にできた動物園でして。
動物園ができた当時の明治40年、『動物園唱歌』という歌が作られました。
その歌の歌詞の中で、好きな一節があるんです。
「世に珍しき動物の 生けるモデルを目の当たり うけし教えは数知らず」
(同盟書店『動物園唱歌』、東京大学出版会『日本の動物園』より)
この一節、とても大切な考え方だと思うのです。
自分、ヒトとは違う動物を見ることで、どれだけたくさんのことが学べることか。初めてその動物に出会った感動、魅力を発見した瞬間、こんな体の作りをしているのかという気づき。子どもから大人になっても、忘れることのない記憶となりますし、また大人になってからの学びも非常に面白いものです。
おもしろおかしく見せようとしなくたって、動物はそこにいるだけで魅力的なのです。そこに動物といる時間が、どんなに大切なものなのか、見ているだけでもわかるはずです。
最近は時代の流れなのか、動物を「見せる」ことが動物園に求められているような気がします。
動物の行動を引き起こすためのトレーニングやエサやりタイムは非常に面白いと思います。忙しいなか、様々な工夫で見せてくれる飼育員さんに感謝ですね。
失礼な発言ではありますが、「見せる」ことに無理をする必要はないとも思います。「見せる」ことだけにとらわれてしまうと、動物の安全や体調を見落としてしまう可能性もあります。
たとえ見えにくくなっても、その動物に合わせた環境を作ることの方が、よほど動物を魅力的に見てもらえると思います。アンアンとキタロウを見て、そう思いました。
どうか、2人の安全と安心を守ってほしい。心から願いました。
上野動物園の初心を、想いを、動物園唱歌の一節を見て、感じました。
思うところはいろいろありましたが、きっとこの考え方はいまの上野動物園のそこかしこで生きているはず。
時代の流れに飲まれず、初心を忘れず、初代動物園として堂々とあってほしい、そう思うのでした。
東京に行ってきました。
上野動物園です。
2年ほど前に、友人と2回ほど訪問したことがあるのですが、まだレッサーパンダにハマる前だったので、レッサーパンダを見たことを全く覚えておらず…(T_T)
友人に聞くと、そのときはオカピ室内の横にレッサーパンダがいたとのことでした。
今はイソップ橋の近くにいるレッサーパンダ。アンアンとキタロウに会うのは初めてでした。
これがうわさの黒まゆ(アンアン)と…
黄まゆ(キタロウ)!
アンアン(杏杏)♀ 2005.7.7 秋田大森山生まれ
→2007.11.13 上野動物園に来園
母:ナナ@大森山
父:健健(ジェンジェン)☆
三つ子兄妹:飲飲(ヤムヤム)♂☆、麻麻(マーマー)♀@広島安佐
キタロウ(黄太郎)♂ 2003.6.26 東京多摩生まれ
→2006.1.10 上野動物園に来園
母:花花(ファンファン)@多摩
父:緑太郎☆
双子兄弟:茶太郎@よこはまズーラシア
アンアンはモコモコですねえ。焦げパンダが好きなので、いつか会いたいと思っていました。念願叶いました(^ ^)
キタロウも、顔がものすごく可愛い。あくび顔を見ることができたのですが、たまらんかったです…。体の毛もアンアンと同じくモコモコ。枝がむにっと毛の中に入って、枝の寝ぐせが体についていました(笑)
10:30からはデアちゃんのエサやりタイム!
デアちゃんは…たぶん会うのは2回目です。
2年前の夏に、この放飼場に出ていたのがデアちゃんだったかと。暑そうにしていたところを写真に収めました。
この日はそこまで元気よく泳いでいたわけではなかったそうですが、初見の私にはかなり楽しめました。ラッコポーズの脚がたまらんかったです。水中トンネルからデアちゃんを見上げる時間は素晴らしかったです。
ありがとね、デアちゃん!
私がよくいく園にはいない、ハシビロコウ!
かなり近くで見られたので、至近距離に迫ってしまいました。脚が…こうグワッと…!うおおお…!
写真はありませんが、個人的に好きだったのはマダガスカルのエリア。不忍池のワオキツネザル、フォッサ、アイアイはかなり楽しめました。
アイアイはちょうどごはんタイム。ミカン、柿?ぽいものが枝に刺してありました。そして、メロンまで…!ひええ。
アイアイは、五本指のうち親指以外は鉤爪となっており、特に3本目の中指が長くなっています。これは、硬い果実に歯で穴を開けたあとに削って食べたり、木の中にいる虫をかきだして食べるために発達したとか(ウィキ◯ディアより)。
マダガスカルでは硬い果実が多いのだそう。
…しかし、メロンは柔らかいのに、かじらずに指で果実をかきだしているのには苦笑…^_^;
そこまできたらかじって食べればいいのに!と思うのは、ヒトの身勝手でしょうか(笑)
アイアイは日本だと上野動物園にしかいないそうです。
アイアイの飼育員さんは大変ですね…飼育で困ったことがあったら、誰に相談すればいいのだろうとふと思いました。
ジャイアントパンダのリーリー、シンシンにも会えました(^-^)
人が多かったので遠巻きにしか見られませんでしたが(笑)、外で歩いている姿は初めて見ました。元気でよかったです。
上野動物園って、ご存知の通り、日本で一番最初にできた動物園でして。
動物園ができた当時の明治40年、『動物園唱歌』という歌が作られました。
その歌の歌詞の中で、好きな一節があるんです。
「世に珍しき動物の 生けるモデルを目の当たり うけし教えは数知らず」
(同盟書店『動物園唱歌』、東京大学出版会『日本の動物園』より)
この一節、とても大切な考え方だと思うのです。
自分、ヒトとは違う動物を見ることで、どれだけたくさんのことが学べることか。初めてその動物に出会った感動、魅力を発見した瞬間、こんな体の作りをしているのかという気づき。子どもから大人になっても、忘れることのない記憶となりますし、また大人になってからの学びも非常に面白いものです。
おもしろおかしく見せようとしなくたって、動物はそこにいるだけで魅力的なのです。そこに動物といる時間が、どんなに大切なものなのか、見ているだけでもわかるはずです。
最近は時代の流れなのか、動物を「見せる」ことが動物園に求められているような気がします。
動物の行動を引き起こすためのトレーニングやエサやりタイムは非常に面白いと思います。忙しいなか、様々な工夫で見せてくれる飼育員さんに感謝ですね。
失礼な発言ではありますが、「見せる」ことに無理をする必要はないとも思います。「見せる」ことだけにとらわれてしまうと、動物の安全や体調を見落としてしまう可能性もあります。
たとえ見えにくくなっても、その動物に合わせた環境を作ることの方が、よほど動物を魅力的に見てもらえると思います。アンアンとキタロウを見て、そう思いました。
どうか、2人の安全と安心を守ってほしい。心から願いました。
上野動物園の初心を、想いを、動物園唱歌の一節を見て、感じました。
思うところはいろいろありましたが、きっとこの考え方はいまの上野動物園のそこかしこで生きているはず。
時代の流れに飲まれず、初心を忘れず、初代動物園として堂々とあってほしい、そう思うのでした。